2024/11/24

Taiwan Today

文化・社会

台湾ファクトチェックセンターが始動、報道の真偽を検証へ

2018/08/01
財団法人台湾媒体観察教育基金会と優質新聞発展協会が共同で立ち上げた「台湾事実査核中心(台湾ファクトチェックセンター)」が正式に運用を開始した。台湾で初めての、報道の真偽を検証する非営利ファクトチェックシステムとなる。写真は台湾事実査核中心サイトのスクリーンショット。(台湾事実査核中心サイトより)
財団法人台湾媒体観察教育基金会(TAIWAN MEDIA WATCH)と優質新聞発展協会(weReport)が共同で立ち上げた報道の真偽を検証するサイト「台湾事実査核中心(台湾ファクトチェックセンター)」が正式に運用を開始した。台湾で初めての非営利目的のファクトチェックシステムとなる。
 
「台湾事実査核中心」によると、ファクトチェックとは根拠や証拠を基礎として、報道内容の真偽を検証する行為を指す。公開、透明、厳密、責任を基本原則としている。このため、同サイトが認定した内容は、いずれも検証された資料を根拠としている。
 
「台湾事実査核中心」のサイトに設けられた申し立てコーナー「申訴専区」は、「我有疑問(=疑問があります)」と「我有証拠(=証拠があります)」のどちらかを選ぶことができる。虚偽の可能性があるニュースを発見した場合は、「我有疑問」のコーナーに投稿する。フェイクニュースあるいは虚偽を含む情報である可能性が指摘された情報について、真偽を検証するための証拠を示したい場合は「我有証拠」のコーナーに投稿する。
 
「台湾事実査核中心」は今後も引き続き専門の検証スタッフを募集すると同時に、人材育成講座も開き、ボランティア検証スタッフや特約検証スタッフなどを育てていく。
 
「真実を見ることで、美しい台湾を作ることができる」と訴える「台湾事実査核中心」。運用初日には、3つの報道に関する検証結果を掲載した。これは長い道のりの始まりにすぎない。サイトはまだ構築中で、8月下旬にはすべての機能が使えるようになる見込み。
 

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