2024/11/23

Taiwan Today

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交通部観光局など、台湾の三大「日の出スポット」を紹介

2018/12/06
台湾では年末年始の12月29日(土)から翌年1月1日(火)まで4連休となる。このため台湾各地で、カウントダウンイベントや初日の出を眺めるイベントが行われる。交通部観光局(日本の観光庁に相当)などは、台湾で最も素晴らしい初日の出を眺めることができる場所として福隆(台湾北部・新北市)、三仙台(台湾南東部・台東県)、阿里山(台湾中南部・嘉義県)の3か所を推薦している。写真はそのうち三仙台の初日の出。(交通部観光局サイトより)
台湾では年末年始の12月29日(土)から翌年1月1日(火)まで4連休となる。このため台湾各地で、カウントダウンイベントや初日の出を眺めるイベントが行われる。交通部観光局(日本の観光庁に相当)、行政院農業委員会林務局(日本の林野庁に相当)、交通部中央気象局(日本の気象庁に相当)などは、台湾で最も素晴らしい初日の出を眺めることができる場所として福隆(台湾北部・新北市)、三仙台(台湾南東部・台東県)、阿里山(台湾中南部・嘉義県)の3か所を推薦している。
 
台北市(台湾北部)信義区の超高層ビル「台北101ビル」でカウントダウン花火を楽しんだあとの行き先といえば東北角海岸にある福隆海水浴場だろう。電車に乗って移動すれば、翌朝には水平線から上る初日の出を拝むことができる。2019年元旦、交通部観光局東北角暨宜蘭海岸国家風景区管理処は、海水浴場そばにある福容大飯店(フーロンホテル福隆)と共同で、「光點・福隆」と名付けた初日の出を眺めるイベントを実施する。午前4時半からステージパフォーマンスが次々に繰り広げられ、3Dプロジェクションマッピングなどを楽しむことができる。周辺には屋台が並び、寒くなった体を温めながら日の出を待つ。最後には仏教団体・霊鷲山無生道場(新北市貢寮区)の僧侶が集まった人々と共に禅修行の一種である「平安禅」を行い、また鐘を撞いて無病息災を祈る儀式を行う。こうして集まった人々と新たな一年の最初の太陽を迎える。
 
台湾で最も早くご来光が拝める場所といえば台湾南東部・台東県にある観光名所の三仙台だ。交通部観光局東部海岸国家風景区管理処は、台東県のブヌン族(布農族)出身のシンガーソングライター、王宏恩さんをゲストに招き、地元のパフォーマンス団体と共に、午前4時からイベントを行い、集まった人たちと共に2019年最初の日の出を待つ。会場では、フェイスブックで「いいね」を押すと、立栄航空(ユニー航空)の航空券付きツアーなど豪華景品が当たる抽選会に参加することができる。また、統一発票と呼ばれるくじ付きレシート1枚で、日の出の写真の特製ポストカードと交換できる。ポストカードに祝福のメッセージなどを記入したあとは三仙台島まで歩いて行き、台湾で初めて無人島に設置された郵便ポストに投函することができる。集められた統一発票はすべて慈善団体の台東家扶中心に寄付される。
 
中南部の住民なら阿里山を訪れて、台湾で最も標高が高く、最も質が高く、最もレベルの高い「3高」がそろった国際音楽会「2019阿里山日出印象音楽会」を楽しむのもいいだろう。これは、行政院農業委員会林務局嘉義林区管理処、交通部観光局阿里山国家風景区管理処、それに嘉義県が合同開催するもの。標高2,405メートル地点にある阿里山の展望台で、アミ族出身のシンガー、スミン(Suming)さん、ツオウ族の高慧君さん、それに楽興之時管弦楽団(Philharmonia Moments Musicaux、PMM)が登場し、高水準のパフォーマンスを披露する。
 
これに先立ち12月29日から31日までの3日間は、地元の特色ある音楽チーム(例えば楽野集落の五音天使など)を招待し、阿里山森林遊楽園区で美しい歌声を披露してもらう。嘉義市天文協会もこの期間は毎朝、小笠原観景台で天文現象に関する解説を行い、阿里山の自然の美をより深く体験してもらうためのイベントを実施する。
 
2019年元旦は、福隆、三仙台、阿里山の3か所を中継で結び、この3か所にいる人々が共に、初日の出を楽しみ、願い事をし、幸福を祈願できるようにする。
 
 

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