2024/09/18

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台湾の腐敗認識指数、世界180カ国・地域中31位に

2019/01/30
トランスペアレンシー・インターナショナルはこのほど、2018年度版「腐敗認識指数」を発表した。台湾の腐敗認識指数は2017年度版と同じ63点だったが、180カ国・地域中の世界順位は2位ダウンの31位となった。写真は2018年度版「腐敗認識指数」地図。赤みが強いほど腐敗の程度が高く、黄色に近いほど清廉であることを意味している。(トランスペアレンシー・インターナショナル公式サイトより)
腐敗や汚職問題に取り組む国際的な非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)はこのほど、2018年度版「腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index)」を発表した。台湾の腐敗認識指数は2017年度版と同じ63点だったが、180カ国・地域中の世界順位は2位ダウンの31位となった。世界各国の公務員や政治家がどの程度腐敗していると認識されるかを指数で示すもので、最も清廉な状態を意味する100点から、最も腐敗していることを示す0点までの範囲で採点される。
 
この腐敗認識指数は、世界銀行(World Bank)、アフリカ開発銀行(African Development Bank)、世界経済フォーラム(World Economic Forum)など12の機関が行った調査などをもとに作成されている。
 
2018年度版「腐敗認識指数」の世界順位は、デンマークが88点を獲得し、ニュージーランド(87点、2位)に取って代わって世界で最も清廉な国となった。続いてフィンランド、シンガポール、スウェーデン、スイスが85点で同列3位。一方、最も指数が低かったのはソマリア(10点、180位)で、南スーダン(13点、178位)とシリア(13点、178位)がそれに続いた。
 
台湾の腐敗認識指数は63点で、世界順位は31位だった。2017年度版と同指数だったにも関わらず世界順位が2位ダウンしたのは、セーシェル共和国とポルトガルの指数が上昇し、世界順位で台湾を追い抜いたため。
 
近年の指数を振り返ると、台湾は2011年以降、61点から63点の間を推移しており、現在は安定した停滞期に入っていると言える。
 

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