2024/09/17

Taiwan Today

政治

バドミントンのタイ・オープン男子単で周天成が優勝、自己最高の世界2位へ

2019/08/05
世界バドミントン連盟のワールドツアー、タイ・オープン男子シングルスで台湾の周天成選手(写真)が優勝。6日に発表される最新の世界ランキングでは自己最高の2位に上昇する。(中央社)
世界バドミントン連盟(BWF)のワールドツアー、タイ・オープン男子シングルスで中華民国(台湾)の周天成(CHOU Tien Chen)選手が優勝した。周選手にとってインドネシア・オープンに続く優勝で、BWFが6日に発表する最新の世界ランキングでは自己最高の2位に上昇する。
 
周天成選手は7月に入って、インドネシア・オープン、ジャパン・オープン、タイ・オープンと立て続けに参戦、インドネシア・オープンではスーパー1000グレードの大会で初優勝した。同グレードの大会の男子シングルスで台湾の選手が優勝したのは周選手が初めて。ジャパン・オープンではベスト16にとどまったものの、すぐさまコンディションを立て直し、タイ・オープンでは1セットも落とさず決勝まで勝ち進んだ。
 
決勝の相手は世界12位の伍家朗(NG Ka Long Angus)選手(香港)で、14度目の対戦となった。周選手は第1ゲームを21-14で取ったものの第2ゲームは逆に11-21で落として勝負は最終ゲームにもつれ込んだ。最終ゲームは15-15から周選手が4ポイント連続で失うなどして16-20となり、伍家朗選手に4つのマッチポイントを与える絶体絶命の展開に。しかしここから周選手が脅威の粘りで4つのマッチポイントを凌ぎ、20-20のデュースに持ち込むと最後は周選手が23-21で逆転勝利した。
 
周選手のランキングポイントは現在8万4,698ポイントで、日本の桃田賢斗選手の10万8,318ポイント、中国大陸の石宇奇(Shi Yu Qi)選手の8万9,261ポイントに続く世界3位。BWFの世界ランキングは主に、過去52週の試合のうち獲得ポイント数が上位10位までの大会のポイントを合計して決められる。今年は世界選手権が例年より遅い8月中旬から下旬にかけて行われることから、6日に発表される最新のランキングでは昨年の世界選手権での実績が差し引かれ、代わりに別の大会の成績が加えられる。
 
石宇奇選手が故障のためジャパン・オープンとタイ・オープンへの参加を見送ったのに対し、周選手はタイ・オープン優勝で9,200ポイントを獲得しており、6日に発表される最新の世界ランキングでは石選手を抜いて2位に上昇する。周選手にとって自己最高であるばかりでなく、台湾出身の選手による男子シングルス世界2位も初めての快挙となる。
 
 

ランキング

新着