国際青年商会中華民国総会が11日、立法院（＝国会、台湾北部・台北市）で第57回十大傑出青年当選者リストを発表した。今月21日午後に、台湾中部・南投県南投市の中興新村にある中興会堂において授賞式典が行われる。当選者は11名。これは今年、11人目として「華裔青年奨」を特別に設けたため。海外で暮らし、優れた実績をあげた中華民国の国民を対象とした賞だという。
今年の十大傑出青年に選ばれたのは、国立台湾科技大学（台湾北部・台北市）工業管理学科の曹誉鐘教授（科学技術及び技術研究発展部門）、台北市立木柵高級工業職業学校（台北市）の教師の楊弘意氏（末端での労働及び教育部門）、台湾におけるテキスタイル産業及び機能性繊維の統合に尽力した凱莉愛内衣有限公司の張賀森董事長（＝会長、企業・創業及び経済発展部門）、財団法人国家衛生研究院免疫医学研究センターの助研究員、荘懐佳さん（医学研究部門）。
さらに、自らの人生経験を用いて患者が病魔に立ち向かう力と自信を持てるよう励ましてきた基督教門諾会医院（＝病院、台湾東部・花蓮県）のボランティアの王亭潔さん（ソーシャルサービス部門）、バドミントンのチャイニーズタイペイオープン男子シングルスで優勝したばかりの周天成選手（スポーツ・芸能部門）、米ニューヨークのブロードウェイでトップダンサーとして活躍する簡珮如さん（文化及び芸術部門）、陸軍中部弾薬庫の林政栄処長（公共行政部門）、中華民国棒球（野球）協会によって認証を受けた初の女性審判で、励馨社会福利事業基金会新北物資センターではプロジェクトマネージャーを務める劉柏君さん（児童・ジェンダー及び人権への思いやり部門）。
そして農業の変革を促進している祥圃実業有限公司の呉季衡運営長（農業・環境保護部門）、著名なファッションデザイナーで、ブランド「JASON WU」のディレクターを務める呉季剛さん（「華裔青年特別奨」）の兄弟もそろって今年の十大傑出青年に選ばれた。