2024/10/17

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第18回ナポリピッツァ職人世界選手権、インターナショナル部門で台湾優勝

2019/09/23
イタリアで開催された第18回ナポリピッツァ職人世界選手権(カプートカップ)インターナショナル部門で台湾が優勝した。写真は台湾代表チームのメンバー。左から「波市多拿坡里披薩」の蔡松霖さん、「BANCO Pizza」の李品儀さん、「Gino Pizza Napoletana」の鄭羽辰さん。(BANCO Pizza提供、中央社)
ナポリピッツァの発祥地であるイタリアで19日、第18回ナポリピッツァ職人世界選手権(カプートカップ)が開かれ、インターナショナル部門で台湾が優勝した。2位はポルトガル、3位はイタリアだった。
 
台湾代表チームのメンバーは、「BANCO Pizza」(台湾北部・台北市)の店長である李品儀さん、「波市多拿坡里披薩」(台湾南部・高雄市)の蔡松霖さん、「Gino Pizza Napoletana」(台湾北部・新北市)の鄭羽辰さんの3名。各国選手たち3人1組となってマルゲリータ、マリナーラ、創作ピザの3種類を作り、その総合点数を競った。
 
そのうち「BANCO Pizza」の李品儀さんは、女性で唯一の優勝選手となった。在学中はデザインを学んでいたが、レストランでアルバイトをしていたときの接客の経験が忘れられず、飲食業に転身。2017年には日本に渡り、本場のナポリピッツァについて学んだ。
 
インターナショナル部門で優勝したことについて李品儀さんは、「台湾代表チームのメンバーは、自分にとって誰もがチャンピョンにふさわしい能力を持っていた。今大会では皆の息がぴったりで、試合中も道具を手渡したり、窯の温度を観察したり、ホテルでは一緒に食材を準備したりするなど、互いに助け合うことができた」と振り返った。なお、「BANCO Pizza」はこのほど旅行サイト「Big Seven Travel」が推薦する「台北で最もおススメの7大ピザ専門店」の1つに選ばれたばかり。
 
「Gino Pizza Napoletana」の鄭羽辰さんは、イタリアのナポリで学び、日本で研修を受けるなどしてその腕を磨いてきた。2017年にナポリピッツァ職人世界選手権台湾大会で優勝。2018年にはナポリピッツァ職人世界選手権「クラシカ(Pizza classica)部門で準優勝している。今大会の勝因は生地をこねる時間と窯の温度にあったと語る鄭羽辰さん。「メンバーの安定した技術に加え、イチジクと4種類のチーズを盛り合わせた創作ピザ『白色情熱』が、地元の審査員から高い評価を受けた」ことも勝因の一つだと指摘した。
 
 

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