2024/05/03

Taiwan Today

外交

台北市とプラハ市が姉妹都市に、柯台北市長はプラハ市長に再度の訪台を要請

2020/01/14
台北市の柯文哲市長(左)が13日、チェコ共和国の首都プラハの市庁舎で同市のズデニェク・フジブ市長(右)と姉妹都市協定に署名し、台北市とプラハ市は正式に姉妹都市となった。(台北市提供、中央社)
台北市(台湾北部)の柯文哲市長が13日、チェコ共和国の首都プラハの市庁舎で同市のズデニェク・フジブ(Zdeněk Hřib)市長と姉妹都市協定に署名し、台北市とプラハ市は正式に姉妹都市となった。
 
ズデニェク・フジブ市長は署名のセレモニーで行ったあいさつの中で、まず昨年3月に自身が台北市を訪問した際に受けた温かい対応に感謝。その上で、プラハと台北は遠く離れているが、民主の価値及び人権・自由に対する尊重が2つの土地を1つにつなげているほか、両市はいずれもスマートシティの分野におけるリーダーを目指しているとして、文化と経済面での協力関係がいっそう深まるよう期待した。ズデニェク・フジブ市長はまた、若い頃に台湾で過ごしたことを感謝の気持ちと共にしばしば振り返るとし、「台北市は第2の故郷のようだ」と語った。
 
台北市の柯文哲市長はこれに対し、ズデニェク・フジブ市長が台湾を支持してくれることに感謝、台湾の人たちは同市長の情熱と友情をみな感じているとし、「台湾はあなたの2つ目の家だ。ぜひまた来てほしい。台湾はかならずあなたを温かく歓迎するだろう」と述べて再度の訪台を要請した。
 
姉妹都市協定の締結により、両市は文化、教育、科学技術、観光、公衆衛生の分野における交流と協力を全面的に強化する。セレモニーで両市長は記念品を交換、ズデニェク・フジブ市長は柯文哲台北市長に「市の鍵」を、柯台北市長はヒノキを使ったセンザンコウの彫刻を贈った。
 
この日、台北市とプラハ市の幹部職員は動物園と観光に関する協力覚書も交わし、台北市立動物園はプラハ市にセンザンコウを贈ることになった。プラハ市の動物園ではアフリカのセンザンコウを飼育したことがあるがうまくいかなかったという。センザンコウの保護と飼育に関する台北市立動物園の実績は世界的にも知られている。プラハはドイツのライプチヒ動物園に続いて、欧州で台湾のセンザンコウを飼育する2つ目の動物園となる。
 
セレモニー後には両市長が双方の幹部を率いて会議。会議は非公開で行われた。その後両市長は近郊の植物園に移動し、一緒に台湾クスノキを植樹した。14日夜にはプラハ市民会館でレセプション「台北之夜」(タイペイ・ナイト)が開かれる。地元の政界要人や文化界、芸能界の人々が集まって両市の姉妹都市協定締結を祝う。会場では台北市立交響楽団とプラハ・フィルハーモニアのメンバーが共演することになっている。
 
 

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