2024/09/15

Taiwan Today

文化・社会

台北MRT台北駅にサーモグラフィー、体温38℃以上は乗車拒否

2020/03/02
新型コロナウイルス対策として台北駅(台湾北部・台北市)板南線2番案内窓口そばの改札口に設置された赤外線サーモグラフィー。サーモグラフィーで37.5℃以上の体温が確認された場合、耳式体温計を使用して再度検温する。耳式体温計で38℃以上の体温が確認された場合は、その乗車を拒否する。(中央社)
台北メトロ(MRT)を運営する台北捷運公司は2月29日より、新型コロナウイルス対策として台北駅(台湾北部・台北市)板南線2番案内窓口そばの改札口に赤外線サーモグラフィーを設置した。サーモグラフィーで37.5℃以上の体温が確認された場合、耳式体温計を使用して再度検温する。耳式体温計で38℃以上の体温が確認された場合は、その乗車を拒否する。耳式体温計で37.5℃以上38℃未満であった場合は、乗車することは可能だが、速やかに医療機関を受診するよう助言する。
 
台北捷運公司ではまた、交通部(日本の国土交通省に類似)から台湾の軌道系公共交通機関に対する一律の要請があった場合、利用客の多いその他の駅についても、必要に応じてサーモグラフィーの導入を検討するとしている。
 
台北捷運公司がこのほど台北駅に導入したサーモグラフィーは、もともと設備の温度を観測するものだったが、複数の旅客の体温を同時に観測し、観測エリアにおける最高温度を示すことができるようにした。体温37.5℃を超えると、ほかとは違う色でモニターに映し出される仕組みになっている。
 
台北捷運公司は同時に、車両内で実施している消毒の方法についても明らかにした。それによると8時間ごとに、車両が終着駅に到着し、再び出発するまでの100秒間に車両内の拭き掃除と消毒を完了させている。また、今年1月31日に開通したばかりの環状線、開通1年を迎えた淡海ライトレールでは、車両内の手すり、つり革、座席、駅構内のトイレの便器、自動発券機のパネル、エスカレーターの手すりなどを、希釈した漂白剤を使って4時間ごとに消毒している。
 

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