2024/09/28

Taiwan Today

政治

シェンゲン圏など欧州27カ国とドバイからの入国者に14日間の在宅検疫を義務付け

2020/03/16
中央感染状況指揮センターがシェンゲン圏など欧州27カ国及びドバイへの海外旅行感染症アドバイスを「警告」に引き上げ、それらの国からの入国者に14日間の「居家検疫」を義務付けた。(衛生福利部疾病管制署サイトより)
中央感染状況指揮センターが14日、欧州27カ国及びドバイからの入国者に14日間の「居家検疫」を義務付けた。「居家検疫」(=在宅検疫、Home Quarantine)では自宅もしくは指定された場所で待機せねばならず外出や公共交通機関の利用は出来ない。またその間、自主的な検温が求められる。
 
中央感染状況指揮センターは14日、「シェンゲン協定」を結んでいる欧州の国家間では人の移動が頻繁であることを考慮するとして、すでに「旅遊疫情建議等級(=海外旅行感染症アドバイス)」で最も深刻な「第3級(警告、Warning)」と指定しているイタリアに加えて、その他の「シェンゲン協定」加盟国のフランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オーストリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、スロバキア、スロベニア、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ギリシャ、マルタ、エストニア、ラトビア、リトアニア、アイスランド、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタイン、及び「シェンゲン協定」地域(シェンゲン圏)との往来が自由なイギリス、アイルランドの27カ国、ならびにドバイ(乗り継ぎも含む)を新たに「第3級」に指定し、これらの国々への不要な渡航は全て避けるよう勧告した。
 
また、これらの国から中華民国(台湾)に入国する旅行者については、台湾時間3月14日午後2時を基準に、その時点ですでに旅客機に搭乗していた入国者には「自主健康管理」を義務付ける。そしてそれ以降に搭乗して入国する旅行者には14日間の「居家検疫」を義務付ける。外国人で台湾に自宅が無い場合は集中検疫施設に自費で滞在することが出来る。
 
なお、中央感染状況指揮センターは、米国のワシントン州、ニューヨーク州、カリフォルニア州に対する「旅遊疫情建議等級」を「第2級(警戒、Alert)」に引き上げた。同センターでは、WHO(世界保健機関)はすでに「パンデミック」を宣言したとして、「旅遊疫情建議等級」ですでに「第2級」もしくは「第3級」と指定されている国・地域を除く全ての国・地域についても、「第1級(注意、Watch)」に引き上げている。
 
 

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