衛生福利部食品薬物管理署(=台湾FDA)が台湾における新型コロナウイルスのワクチン開発をサポートするため、「新型コロナワクチンの臨床試験参加に関する意向登録サイト」を立ち上げた。臨床試験への参加を希望する人はこのサイトに登録することになる。登録者が提供した個人データは臨床試験の加速を目的として、開発に取り組む企業や関係機関に伝えられる。
登録の受け付けは11月11日から11月30日まで。食品薬物管理署は、登録者を2万人以上集めて、国産ワクチンの1日も早い開発と国内での使用につなげたいとしている。
参加を希望する人はこのサイトで、参加の意向書の内容をよく読んだ上で登録するかどうかを決定する。登録者の個人データの収集、処理、使用は「個人情報保護法」の関連規定に基づいて行われる。登録後、試験が実施される場合はワクチンの開発会社もしくは試験機構が登録者の提出したデータを基に本人と連絡をとり、参加の意向を改めて問う。登録者はこの時点でもまだ参加するか否かの決定権を持っており、参加を拒否することも可能だということ。