衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)疾病管制署(Centers for Disease Control、略称CDC)は、昨年に引き続き今年も擬人化キャラによる感染症予防を呼びかける2021年版の卓上カレンダーを発売する。2020年は新型コロナウイルスのパンデミック発生に直面し、国際的な感染症拡大予防のために、国境における検疫措置の強化が不可欠なものとなり、国境でのウイルス防御作業は重要なチェックポイントとなる。そこで疾病管制署は、「我們永遠站在防疫最前線(私たちは常にウイルス防疫の最前線に立っている)」をテーマにした2021年卓上カレンダーを製作した。新キャラクター、検疫少年の「簡奕」や昨年に引き続き公衆衛生少女の「白静」も登場、「共にウイルス感染症と闘い、皆の健康を守る」と呼びかける。疾病管制署による2021年卓上カレンダーは19日正午から、オンラインショップで予約受付を開始する。
疾病管制署によると、感染症の擬人化企画は2018年に始めたという。特定感染症のイメージを擬人化し、各感染症に見られる疾患の特性に合わせて異なるキャラクターを形成している。これは市民による感染症に対する関心を高め、疾病の知識や予防法の理解を深めることを目的としている。今年度の擬人化キャラは、台湾のイラストレーター、蚩尤(しゆう)さん、ALOKIさん、Say HANaさんの3名によって描かれた。ALOKIさん、Say HANaさんは、今年が初めての疾病管制署による擬人化キャラ製作への参加となった。それぞれ異なる筆遣いや画風によって、各感染症キャラは新たなスタイルに生まれ変わり、様々な表現方法を好む市民の注目を集めることが期待される。
今年発表された擬人化キャラは13名で、すべて疾病管制署のフェイスブックページ「1922防疫達人(https://www.facebook.com/TWCDC/)」に掲載されている。その中でも特に、公衆衛生を守る美少女「白静」、検疫作業を擬人化した頼れる先輩「簡奕」、および世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症に合わせて初登場させる、「厳重特殊伝染性肺炎(COVID-19,略称:武漢肺炎)」に期待が寄せられる。疾病管制署は、国内外で注目を集めているこれらの親しみやすいキャラクターによって、市民の感染症に対するさらなる注意喚起となるよう望んでいる。
昨年も販売された疾病管制署の擬人化キャラ感染症予防卓上カレンダーは、大きな反響を呼んだ。2021年版は13のキャラクターが表紙及び12カ月を彩る。毎月の感染症に関しては、「感染症小教室」として解説が加えられ、市民が親しみやすい感染症キャラを楽しむだけでなく、理解をさらに深め、感染症予防の意識が高められ、健康増進につながるよう工夫されている。卓上カレンダーの販売予約に関する詳細は引き続き「1922防疫達人」ページで発表される。