2024/11/23

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政治

正副総統、「2030年バイリンガル国家政策」第1次諮問会議に出席

2020/11/24
蔡英文総統と頼清徳副総統は23日午後、「2030バイリンガル国家政策」第1次諮問会議にそろって出席した。蔡総統は、2030年を目標に台湾を標準中国語と英語のバイリンガル国家にするというこの政策を通して、若い世代がより自信をもって外に踏み出すようになることを期待していると述べた。(総統府)

蔡英文総統と頼清徳副総統は23日午後、「2030バイリンガル国家政策」第1次諮問会議にそろって出席した。蔡総統は「台湾が世界に出て行くために英語能力の向上は不可欠だ」とした上で、2030年を目標に台湾を標準中国語と英語のバイリンガル国家にするというこの政策を通して、若い世代がより自信をもって外に踏み出すようになることを期待していると述べた。

 

蔡総統は会議の冒頭で、「『2030バイリンガル国家計画』は頼副総統が行政院長(=首相)在任中に閣議決定したものだ。過去にも国民の英語能力を強化するためのプロジェクトは存在したが、資源やパワーの系統的な投入がやや不足していたため成果に限界があった。今回我々は政府の体制、英語教育、それに連携が必要な民間の能力を集約し、今後10年以内に官民一丸となって努力し、国民の英語能力を一定レベルにまで引き上げたいと考えている」と説明した。

 

蔡総統はまた、「台湾を取り巻く国際情勢は厳しく、それゆえ台湾の人々はしっかりとした英語能力を身に着け、国際社会に台湾の存在意義を知らせる必要がある」と指摘。さらに、「台湾の成功した新型コロナウイルス対策とさまざまな取り組みは、国際社会に対して台湾の存在と、それが意味する意義と価値を示した。こんなときだからこそ、我々はもっと海外に出ていき、世界と大きなつながりを持たなければならない。そして、国際社会にもっと台湾を取り巻く状況と、台湾が守り続ける価値について理解してもらう必要がある」と訴えた。

 

蔡総統は続けて、「この期間(新型コロナウイルスの感染拡大から現在に至るまで)、国民の自信は深まった。しかし、自信を深めるだけではいけない。国民に対してさらに外に向かって伸び続けること、外に踏み出していくことを奨励しなければならない。ゆえに、英語能力は非常に重要なのだ」と述べた。

 

諮問会議には小学校、中学校、高校、大学、及び民間の教育機関で教える現職の英語教師らが出席した。蔡総統は、これらの出席者が貴重な時間を割いて集まり、台湾の教育の未来について一緒に考えてくれることに謝意を伝えた。また、「バイリンガル国家政策」を通して英語が生活の一部となり、若い世代が英語の学習にかける1分1秒が、彼らの未来の資産として蓄積されることを期待したい、これこそ「2030バイリンガル国家計画」の非常に重要な目的だからだと述べた。

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