2024/11/28

Taiwan Today

政治

台湾、ロンドン便半減と英国からの入国者を集中隔離へ

2020/12/23
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は22日、23日午前0時以降、英国からの入国及び過去2週間に英国に滞在した旅客は、台湾へ入国後2週間、集中検疫所(集中隔離施設)での待機となることを発表した。同時刻よりロンドンから台北への旅客便も半減した。(中央社)
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)は22日、ここ数週間で新型コロナウイルス感染症が急増している英国で、9月に初めて新型コロナウイルスの変異種の出現が認められ、11月からこの変異ウイルスの感染が拡大、13日までに1,108症例が確認されたことを発表した。英国当局は、この変異種の感染力が従来のウイルスより70%強い可能性があるとし、現在、ワクチンの有効性に対する影響について調査しているという。このほか、デンマーク、アイスランド、イタリア、オランダ、オーストラリアでも変異種の症例が報告されており、台湾ではこれらの国からの域外感染者に対する監視を強化するとしている。
 
中央感染症指揮センターは、台湾内部への影響を避けるため、23日午前0時以降、ロンドンから台北への旅客便を半減した。今週は、中華航空(チャイナエアライン)便が運航して長栄航空(エバー航空)便は停止、来週以降は交通部(日本の国交省に類似)民用航空局(民航局)による調整で、両社の便が交代で運航することになる。また、英国からの入国及び過去2週間に英国に滞在した旅客については、中華民国台湾へ入国後2週間、集中検疫所(集中隔離施設)で待機させた上で、待機期間終了前に新型コロナウイルス検査を実施する。航空機の乗組員も、隔離対象となり2週間は隔離場所( 自宅、ホテルなど)で過ごし、隔離期間終了前の検査で陰性と判定され、7日間の自主健康管理期間を経て、隔離終了となる。航空会社の寮でこれらの管理が実施できない場合は、「防疫旅館・ホテル」に滞在するよう手配しなければならない。

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