米国のポンペオ国務長官は9日に発表した声明で、米国務省が即日より、台湾との公的接触を避けるあらゆる「自主規制」を解除することを明らかにした。これを受けてピーター・フックストラ (Pete Hoekstra)駐オランダ米国大使は、台北駐オランダ代表処(=オランダにおける中華民国大使館に相当)の陳欣新代表(=駐オランダ大使に相当)を米国大使館に招待。米国の台湾に対する公的接触規制解除を、実際の行動をもって証明した。
ピーター・フックストラ駐オランダ米国大使は11日夜、自身のツイッターを更新し、「今日は歴史的な一日となった。台湾の陳欣新駐オランダ代表を米国大使館に招待したのだ。世界各地にいる我々の同僚たちが、この活力あふれる民主国家の友人を接待できるようになったことをとても嬉しく思う。台北駐オランダ代表処の友情に感謝する」と書き込んだ。また、フックストラ大使と陳欣新代表が米国大使館のエントランスや館内の米国国旗前で撮影したツーショットの写真や、開放感のある掃出し窓のあるオフィスで歓談する写真などを掲載した。
その後、台北駐オランダ代表処もツイッターとフェイスブックを更新し、陳欣新代表がフックストラ大使の招待を受けて米国大使館を訪問し、台米関係について話し合ったことを伝えた。ツイッターには、ポンペオ国務長官の声明が掲載された米国務省のサイトのリンクも掲載している。