2024/07/02

Taiwan Today

観光

「2021年自転車旅行イヤー」、ガランビ灯台園区が愛車を伴っての入園認める

2021/02/02
交通部の政策「2021年自転車旅行イヤー」に合わせ、墾丁国家公園(台湾南部・屏東県)が自転車愛好家に開放されている。愛車を伴ってガランビ灯台(写真)を訪れることも可能に。(交通部航港局提供、自由時報より)
交通部(日本の国交省に類似)航港局が交通部の推進する政策「2021自行車旅遊年」(2021年自転車旅行イヤー)に合わせ、試験的に墾丁国家公園(台湾南部・屏東県)を自転車(サイクリング)愛好家に開放している。2月1日より12月31日まで、入園券を購入した自転車愛好家は愛車と共に公園内に入ることが出来る。航港局では同時にガランビ(鵝鑾鼻)灯台園区に駐輪スタンドを整備、自転車愛好家が同灯台を訪れて記念写真を撮れるようにする。
 
ガランビ灯台園区は墾丁国家公園の一部で、そこにあるガランビ灯台は台湾本島の「4極点灯台」(台湾本島で最も北、南、東、西に位置する灯台)の一つ。一般に開放されている灯台の中で訪れる人が最も多い。また、これらの灯台を巡る旅「極点慢旅 Light up Taiwan」のうち最南端の灯台であることから自転車愛好家に人気が高い。しかし、墾丁国家公園は自転車での入園が禁じられており、愛好家たちは愛車と共に灯台を訪れることが出来なかった。このため交通部が関係機関と調整、墾丁国家公園管理処は「2021自転車旅行イヤー」に合わせ、試験的に自転車での入園を有料で認めて自転車による旅行の普及に協力することにした。航港局ではすでに同灯台園区内に駐輪スタンドを設置、自転車愛好家たちの参観を歓迎する一方、入園者は墾丁国家公園管理処の規定に従い、園区内では自転車を降り、押す形で指定の歩道を灯台まで歩いていくよう呼びかけている。
 
ガランビ灯台は台湾本島の最南端、ガランビに立つ白亜の鉄製灯台で南西に向いている。壁面には銃眼、四方には塹壕が設けられる全国唯一の武装灯台である。1962年に再建され、国内で最も強力な回転灯が取り付けられた。台湾で光が最も遠くに届く灯台で、「東亜之光」(東アジアの光)の異名を持つ。
 
 

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