衛生福利部（日本の厚労省に類似）が6日、台湾北部・台北市にあるICT製品のショッピングセンター「三創生活園区（Syntrend Creative Park）」で「Feel No Fear 無畏的力量－勇気論壇」を開催した。このイベントは3月8日の国際女性デーを祝うもの。蔡英文総統と蘇貞昌行政院長（首相）はあらかじめ収録したビデオメッセージで、社会各界がそろって女性の権益とジェンダー平等の促進に努めていることに感謝すると共に、女性が勇気をもって性別という枠組みを打破していくよう激励した。また、衛生福利部の陳時中部長（大臣）は会場に姿を現し、第一線で新型コロナウイルス対策に携わる女性たちに謝意を示し、国際女性デーを祝った。
女性の権益を重視する国連の取り組みに呼応するため、衛生福利部では2004年から毎年、国内外での女性のエンパワーメント拡大の動きに合わせて国際女性デーの直前、もしくは当日に祝賀活動を行っている。今年のイベントでは台湾の女性たちが人生のそれぞれの時期に直面する困難やそのニーズを軸としてその多様な姿を一般大衆により知ってもらうため、「Feel No Fear 無畏的力量」をテーマに「勇気論壇」講演活動を企画。著名な専門家や学者が出席し、出産後の育児、障害を持つ女性の「生む権利」、夫を亡くして1人暮らしをする女性、中年から高齢になった女性と定年退職など生活に即した議題についてそれぞれの見解をシェアした。
また、会場では「勇気指数」を計測するオンラインでの診断テストなども行われ、来場者がゲストと愉快に交流する場面も見られた。衛生福利部では、こうしたイベントによって女性たちが自らの権益をいっそう重視するよう促し、女性が性別という枠組みを勇敢に打ち破り、思うがままに生きてくれるよう激励している。
衛生福利部によるプロモーション映像
https://www.facebook.com/mohw.gov.tw/videos/857028881812318/