2024/05/05

Taiwan Today

外交

唐鳳政務委員、スウェーデン高官と女性の経済的エンパワーメントについて語る

2021/03/22
中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)などは18日夜、女性の経済的エンパワーメントをテーマとするウェビナーを開催した。(外交部サイトより)
第65回国連女性の地位委員会(CSW65)の開催に合わせ、中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)と台湾の財団法人婦女権益促進発展基金会(FWRPD)をはじめとする国内外の非政府組織(NGOs)は18日午後8時30分(台湾時間)より、「ACCELERATING WOMEN’S ECONOMIC EMPOWERMENT(=女性の経済的エンパワーメントの加速)」をテーマとするウェビナーを開催した。台湾、スウェーデン、米国、コソボなどの政府高官及び非政府組織のリーダーが参加し、現代社会の進歩を促進するに当たってジェンダー平等が果たす重要な役割について議論した。
 
台湾のパネリストとして登場したIT担当大臣こと唐鳳(オードリー・タン)政務委員は、「台湾はアジアで最初に同性婚の合法化を実現した国家だ。台湾におけるジェンダー平等の状況は世界6位、アジアではトップだ。これは政府と台湾の社会が長年一致団結して努力してきた成果だ。台湾は国民皆保険制度と便利でスピーディなインターネット・テクノロジーを駆使し、新型コロナウイルス対策でも世界に誇る成果を上げている。新型コロナウイルスの感染拡大が始まったあとも、優秀な女性起業家を数多く輩出している」と述べた。
 
続いてスウェーデンの男女平等担当副大臣のKarin Strandås女史は、「フェミニスト政府」を自称し、ジェンダー平等を核心とした公共政策を推進し、男女が平等にリソースと機会を得られる社会作りを目指すスウェーデンの取り組みを紹介した。Strandås副大臣は、各方面が女性を取り巻く職場環境に目を向け、構造上の不公平を正し、人類のためにより良い未来を切り開くべきだと訴えた。
 
中華民国(台湾)政府の無任所大使である医師の林静儀女史は、台湾の立法院(=国会)における女性議員の比率は42%で、これは世界トップのスウェーデンの47%に次ぐレベルだと指摘。このため政策の策定過程においても男女平等の観念が取り入れられやすく、より男女平等な環境の構築に繋がっていると説明した。
 
ウェビナーのアーカイブ動画はこちらで見ることができる。
https://youtu.be/BsmdJBEHE08
 

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