新型コロナウイルスの感染者が急増している台湾では、19日から28日まで、すべての幼稚園、小中高校、大学・専門学校の一斉休校を実施する。また、放課後を過ごす学童保育施設や学習塾などの教育関連機関も同時に休止となり、児童、生徒及び学生に対して自宅学習への切り替えを要請する。
小中高校、大学・専門学校ではオンライン授業を実施、生徒や学生はリモート学習を行う。オンライン授業は正規の授業となり、夏休みの補講は行わない。
教育部(日本の文科省に類似)は、オンライン学習リソースを統合・構築し、様々なリソースを活用した学習手段やプラットフォームを提供する。そのほか、既存の学習プラットフォームにおいて、多数の同時ログインによるログインエラーの発生を防ぐため、アカウント登録の不要なオンライン学習リソースへのアクセスサービスを提供している。さらに、ここ数週間の授業が科目ごとに組み立てられ、生徒・学生、保護者は自宅においてもあらゆるオンライン学習リソースの活用が可能となっている。