中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は22日、米モデルナから新型コロナウイルスワクチン3,600万回分の供給を受ける契約を結んだと発表した。供給時期は2022年と2023年の2年間に3,500万回分、これらには次世代ワクチンも含まれている。残りの100万回分は、今年の第4四半期中に供給され、変異株の脅威が高まっていることや、より多くのワクチン接種の申請に対処するためのものだ。
中央感染症指揮センターは、2月8日にモデルナと505万回分の新型コロナワクチン供給の契約を締結、現在までに115万回分が供給された。
モデルナワクチンを追加契約したのは、台湾で同社製のワクチン接種の需要が高いこと、新型コロナワクチンが未だ売り手市場にあること、変異株の台頭、世界各地で依然として感染の拡大が続いていることなどを考慮してのことだ。世界のワクチン供給不足は深刻で、日本、米国、EUでもモデルナ製ワクチンの追加供給契約が締結されている。中央感染症指揮センターが現段階でワクチンの追加購入を決めたのは、日米欧と同時に次世代ワクチン取得に乗り出し、今後の感染状況に対処する狙いもある。