東京オリンピックで台湾選手の好成績が相次いでいる。卓球の混合ダブルスに出場した「黄金混双」(混合ダブルスの黄金ペア)、林昀儒選手と鄭怡静選手のペアは26日に行われた3位決定戦で、フランスのエマニュエル・ルベッソン選手とジアナン・ユアン選手のペアに快勝して銅メダルを獲得した。今大会で台湾が獲得したメダルはこれで銀メダル2個、銅メダル2個となり、オリンピックではこれまでで最高の出足を見せている。
台湾にとってオリンピックの卓球競技でのメダルは2000年のシドニーオリンピックで陳静選手(当時)が女子シングルスの銅メダルを獲得して以来で、それから20年以上を経ての快挙。また、陳静さんは中国大陸から台湾に籍を移して出場した選手だったため、台湾出身の選手が卓球競技でメダルを獲得するのは今回が初めてとなる。
混合ダブルスで世界ランキング1位の林選手と鄭選手のペアは25日の準々決勝で韓国のイ・サンス選手とチョン・ジヒ選手のペアを撃破。しかし同日行われた準決勝では日本の水谷隼選手と伊藤美誠選手のペアにゲームカウント1-4で敗れ、3位決定戦でフランスのペアと銅メダルを争うことになった。
3位決定戦に臨んだ林選手と鄭選手は見事な戦いぶりで、11-8、11-7、11-8、11-5で4ゲーム連取、ゲームカウント4-0で完勝した。