2024/06/30

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政治

台湾語映画の名作『チマキ売り』などを日本で上映、国際シンポジウムも

2021/10/01
1960年代に撮影され、国家映画及び視聴文化センターが修復した台湾語の名作映画7本が日本で上映される。2日にはこれに合わせて国際シンポジウムも開かれる。(台北駐日経済文化代表処サイトより)
1960年代に撮影され、国家電影及視聴文化中心(以下、「国家映画及び視聴文化センター」)が修復した台湾語の名作映画が日本で上映される。また、これに合わせて国際シンポジウムも開催される。10月2日にアテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区)で開かれるシンポジウムでは、主催者である台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが国家映画及び視聴文化センターと協力、東京国際映画祭でシニア・プログラマーを務めた石坂健治氏をプランナーとして招き、日本映像学会アジア映画研究会、アテネ・フランセ文化センターなどの台日の学者に台湾語映画についての分析を行ってもらう。
 
国家映画及び視聴文化センターではこれまでに台湾語の名作映画を20本近く修復し、保存してきた。今回の特集上映ではそのうち辛奇、林摶秋の両監督が手がけた作品7本を厳選し、同様に映画の文化遺産の修復及び保存の使命を担う日本の国立映画アーカイブで放映する。
 
一連のイベントはアテネ・フランセ文化センターにおける『チマキ売り』(原題:焼肉粽)の記念上映(10月2日)で幕を開ける。会場には国家映画及び視聴文化センターの王君琦執行長と日本の国立映画アーカイブの岡島尚志館長が事前録画のビデオメッセージを寄せる。『チマキ売り』上映後に行われるシンポジウムでは、「中国語映画のアカデミー賞」とされるゴールデンホース・アワード(金馬奨)や日本の山形国際ドキュメンタリー映画祭で審査員を務めた張昌彦氏が日本の映画史家、四方田犬彦氏、三澤真美恵氏らと台湾語映画の歴史を探る。
 
2日の『チマキ売り』のほか、15日から17日までの日程で、『モーレツ花嫁 気弱な婿さん』(原題:三八新娘憨子婿)、『地獄から来た花嫁』(地獄新娘)、『夫の秘密』(丈夫的秘密)、『五月十三日 悲しき夜』(五月十三傷心夜)、『危険な青春』(危険的青春)、『第6の容疑者』(六個嫌疑犯)の6作品が国立映画アーカイブ小ホールで上映される。
 
詳しくは台北駐日経済文化代表処台湾文化センターのウェブサイトを参照のこと。
 
台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
https://jp.taiwan.culture.tw/information_34_136579.html
 
 

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