中華民国110年(2021年)の双十国慶節祝賀式典は10日、総統府前広場で行われた。コロナ禍の影響で、国交樹立国の元首や理念を同じくする国家の政治家の要人などの多くは台湾を訪問できず、式典への出席がかなわなかった。そのような状況でも、米国を始めとする39カ国の首長、友人434名は、台湾への友情や確固たる支持を示すため、お祝いの書簡、祝電、ビデオメッセージ、SNSを通じて、または口頭で、心からの祝福を伝えた。
12日までで、ローマ法王庁、エスワティニ、ベリーズ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、ニカラグア、パラグアイ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、マーシャル諸島、ナウル、パラオ、ツバル、米国、ベトナム、オーストリア、ベルギー、チェコ、フランス、ハンガリー、リトアニア、ポーランド、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、モンゴル、ロシア、トルコ、南アフリカ、モナコ、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、エクアドル、ウルグアイ、ベネズエラの政府関係者から建国のお祝いが寄せられた。
さらに国交樹立国の国家元首14名(教皇、大統領、総督、総理など)、副大統領3名、副総督1名、副総理1名、外相6名からも祝福の声が届いた。
そのほか、米国の政府関係者からは、ナンシー・ペローシ(Nancy Pelosi)下院議長を始め、上下院議員76名から、お祝いのビデオ、書簡が届き、声明が発表された。
これを受けて、中華民国外交部(日本の外務省に相当)は、各国の元首、政府関係者、友人に対して心からの感謝の意を表した。外交部はまた、既存する強固な友好関係のもと、今後も各国と様々な分野で友好的かつ協力的な関係を深めていきたいとの期待を示した。