日本の茂木敏充外務大臣は26日午前、翌27日に台湾に対して英アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチン30万回分を提供すると発表した。中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は同日発表したニュースリリースで、「日本政府による温かい友情と善意を、中華民国政府及び国民は心から歓迎し、感謝する」と述べた。以下はニュースリースの概要。
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台日関係はこれまでも緊密且つ友好で、両国民の感情はことさら深い絆で結ばれている。双方は人道支援や公衆衛生などの分野で助け合い、世界に「隣国関係の模範」を示してきた。先般、わが国は日本への感謝を示すため、酸素濃縮器1,008台と血中酸素濃度計(パルスオキシメーター)1万個を日本に供与し、日本の与野党及び各界から高い評価を得た。
日本政府による台湾へのワクチン供与はこれで6回目となり、累計では420万回分を超える。これは、海外から台湾へのワクチン供与のトップを占める。日本からのワクチン供与は、わが国のワクチン接種率を急速に引き上げるのに役立っている。これに台湾の政府及び住民は強く感銘を受けている。
台湾と日本は、どんなに厳しい脅威や課題に直面しても、常に肝心なタイミングで助け合ってきた。その強靭な友情は何事にも代えがたい。これからもわが国は、安定且つ盤石な既存の基礎の上で、各分野で台日の実質的な友好と協力を深めていきたい。