2024/07/02

Taiwan Today

文化・社会

国立屏東高級中学、コロナ禍でも日本の学校との交流続ける

2021/11/09
国立屏東高級中学(=高校。台湾南部・屏東県)はコロナ禍の今年、姉妹校である東京都立三鷹中等教育学校と初めてオンラインでの国際交流を行った。三鷹中等教育学校の高等部3年生39名と、屏東高級中学の高校生32名が14のグループに分かれ、互いの国のおすすめの観光地や食べ物について英語でプレゼンテーションと質疑応答を行った。(教育部サイトより)
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各国で依然厳しい水際対策が講じられる中、多くの学校が海外への交換留学計画や海外への教育旅行などを実現できずにいる。教育部(日本の文科省に類似)は台湾の学校が、教育部の「與国外姉妹校推動線上教学計画(=国外の姉妹校とのオンライン教学助成プログラム)」に申請することで、オンラインによる文化交流を通して台湾の生徒たちの多文化理解や尊重を深めるほか、海外の姉妹校とオンライン教学で協力するなどして、台湾の生徒たちの英語学習への関心や能力を高めることを奨励している。
 
国立屏東高級中学(=高校。台湾南部・屏東県)は日本の東京都立三鷹中等教育学校と姉妹校協定を結び、交換留学や教育旅行などの国際交流を重ねてきた。コロナ禍でこれらが中止となっている中、双方の校長と教員たちが連絡を取り合い、初めてオンラインでの国際交流を行った。三鷹中等教育学校の高等部3年生39名と、屏東高級中学の高校生32名が14のグループに分かれ、互いの国のおすすめの観光地や食べ物について英語でプレゼンテーションと質疑応答を行った。この経験を通して双方の教員は、新型コロナウイルスの感染拡大が収束するまでオンラインイベントを通して交流を維持することで一致したという。
 
屏東高級中学はこのほか、高雄市立高雄女子高級中学(=高校。台湾南部・高雄市)や国立台南第一高級中学(台湾南部・台南市)などとともに今年8月、カナダのブライス・アカデミー(Blyth Academy。私立のハイスクール)と姉妹校協定を締結した。屏東高級中学は今後、ブライス・アカデミーともオンライン交流を行い、学生の国際的視野を広げていく考え。
 
教育部国民及学前教育署は、世界では現在も新型コロナウイルスの感染拡大が依然深刻で、海外での教育交流を行うことができないことから、当面はデジタルテクノロジーを駆使してオンラインによる交流を深め、姉妹校との友好関係を維持するよう奨励している。教育部では、これにより生徒たちの国際的視野を広げることや、英語による交流を通して語学学習への興味と能力を高めることができるとしている。
 
 

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