2024/04/29

Taiwan Today

外交

「InterPride」が「TAIWAN」の呼称とイベントロゴを声明に使用、外交部が歓迎

2021/11/17
LGBTを支援する国際組織「InterPride」は台湾を「台湾地区」と呼称していたが、最新の声明では「台湾(TAIWAN)」に改めた。外交部は、ポジティブな進展だとして歓迎した。写真は「InterPride」のフェイスブック。「TAIWAN」の開催権取得を祝福している。公式な声明でも「Taiwan」と記した。(InterPrideのフェイスブックより)
LGBT(性的少数者)の権利を啓発する世界各地の「プライド・パレード」を支援する国際組織「InterPride」(中国語では、「国際同志遊行組織連盟」)は16日夜(台湾時間)に発表した英語による最新の声明で、世界レベルの活動「ワールドプライド」の2025年の開催権を台湾の「高雄同志遊行連盟(Kaohsiung Pride)」が獲得したことを祝福した。この声明の中で「InterPride」は、台湾のことを「台湾」と正確に呼称したほか、レインボーに中国語と英語で「台湾」と記された2025年のイベントロゴも添えた。中華民国外交部(日本の外務省に相当)は16日、このポジティブな進展を評価し、歓迎した。
 
「InterPride」は今月12日、「高雄同志遊行連盟」が2025年「ワールドプライド」の開催権を獲得したと発表。しかしそのプレスリリースでは中華民国(台湾)を「台湾地区(region of Taiwan)」と呼称していた。この問題について外交部はただちに「高雄同志遊行連盟」、「InterPride」、そして高雄市と集中的に連絡、その結果、関係各方は「2025年の『ワールドプライド』を必ず台湾南部の高雄市で行う」ことを共通の目標として協議し、最終的に各方いずれも受け入れ可能な声明を「InterPride」が出すこととなった。外交部はこれを深く喜び、感謝した。
 
「InterPride」は今回の声明の中で、同組織はより多くのLGBTQIA+コミュニティに奉仕するため、国連の経済社会理事会(ECOSOC)に諮問的地位を有する「総合諮問資格(general consultative status)」を取得しようと長らく努力しており、このため国連の規定には従わざるを得ないと釈明した。外交部は、「InterPride」が長期にわたって世界でジェンダー平等を啓発してきた努力を評価する一方、国際社会に対しては、国連の第2758号決議がずっと不当な拡大解釈をされてきた問題に厳粛に向き合うべきであり、「InterPride」など人権保護に取り組む数多くのNGOの長期にわたる努力がなかったものとされないようにしなければならないと訴えた。
 
 

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