2024/09/20

Taiwan Today

政治

1/17の国内新規感染者は17人、海外からの渡航者の感染は48人

2022/01/18
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は17日の記者会見で、国内新規感染者は17人、海外からの渡航者による感染は48人だったと発表した。国内新規感染者のうち14人はレストラン「西堤」に関連する感染。これにより、「聯邦銀行健行支店とレストラン『西堤』をめぐるクラスター」(写真)の感染者は計51人に達した。(中央感染症指揮センターより)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は17日の記者会見で、国内新規感染者は17人、海外からの渡航者による感染は48人だったと発表した。
 
国内新規感染者の内訳は5歳未満の幼児から60代までの男性8人、女性9人。うち一人は桃園市(台湾北部)に住む男性で、交通事故に遭い、衛生福利部桃園医院に搬送されたところ、PCR検査で陽性反応が出たというレアなケースだった。Ct値が高いことから、体内のウイルス量は少ないと見られる。しかし、N抗体(ワクチン接種とは無関係)は陰性であったことから、検体を再検査に回した。中央感染症指揮センターは、疑陽性かどうかをまず確認し、それから感染源を特定するとしている。
 
17日の新規国内感染者のうち最も多かったのは桃園市中壢区のレストラン「西堤(Tasty)」中山店に関連するもので計14人だった。これは桃園国際空港で発生したクラスターから派生した市中感染の一つで、新型コロナウイルスに感染した聯邦銀行健行支店の行員が1月7日に同レストランで「尾牙(日本の忘年会に相当。旧正月前に行う)」の食事会を行い感染を広げた。
 
14人の感染者の内訳は、1月7日にこのレストランで働いていた従業員1人(症例番号18000)と顧客2人、1月9日にこのレストランを訪れた顧客8人、残る3人はレストランでの感染が市中に拡大したケース。1人は、1月7日に同レストランで食事をして感染した顧客(症例番号17884)が職場で接触した相手で、ノートブックPC大手の仁宝電子(コンパル・エレクトロニクス)の従業員。これを受けて桃園市中壢区にある仁宝電子平鎮廠(=工場)は全面休業を決めた。もう1人も、1月9日に同レストランで食事をした顧客(症例番号17904)と接触した別の電子メーカーの従業員。最後の1人は私立明新科技大学(台湾北部・新竹県)の大学生。1月9日にルームメートがこのレストランで食事をし、新型コロナウイルスに感染していた。これに、感染源不明だが「西堤」との関連が疑われる症例番号17934を加えた場合、中央感染症指揮センターの陳時中指揮官が深く憂慮する「聯邦銀行健行支店とレストラン『西堤』をめぐるクラスター」の感染者は計51人に増えたことになる。
 

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