蔡英文総統は18日午前、総統府において「鳳凰奨」の受賞者による表敬訪問を受けた。総統府の李大維秘書長、内政部（日本の省レベル）の徐国勇部長（大臣）が立ち会った。鳳凰奨は、消防関係者に贈られる最高の栄誉賞で、2021年は72人が選ばれた。その内訳は、消防士30人、義勇消防隊員（台湾で最大規模のボランティア消防団体）29人、災害時の支援ボランティア13人となっている。
蔡英文総統はあいさつで、「明日19日は消防節（消防の日）。毎年、消防節の前日に模範的な消防関係者を讃える鳳凰奨受賞者と会うのは、国民の代表として、各受賞者の努力に心からの敬意と感謝の意を示すものだ」と強調した。
蔡英文総統はまた、防災対応力を強化するため、政府が12億2,400万台湾元（約50億7,600万日本円）の予算を投じ、97台の消防車を購入したことを明らかにした。さらに蔡英文総統は、5年間で3,000人の消防組織人員を補充するという目標を掲げ、現在の達成率は60％を超え、来年には目標を達成できる見込みで、当初の目標より101人増加する予定だと述べた。