ホンジュラスの新大統領就任式典に出席するため同国を訪れている頼清徳副総統が現地時間の26日夜(台湾時間27日午前)、新大統領に就任するシオマラ・カストロ(Xiomara Castro)女史と面会してあいさつすると共に国書を手渡し、両国の今後の連携強化と友情の促進に期待した。
これに対してカストロ女史は、台湾のホンジュラスに対する支援は非常に重要だと指摘、夫のホセ・マヌエル・セラヤ・ロサレス(José Manuel Zelaya Rosales)氏が大統領を務めていた時期にも台湾は大いに協力してくれており、台湾の手助けがあったからこそ終えることの出来たプロジェクトも多いと評価した。
頼副総統はカストロ女史の勇気と強靭さに敬服するとした上で、蔡英文総統がカストロ女史はホンジュラス初の女性大統領になることを特に強調していることを指摘し、「蔡総統は中華民国台湾初の女性総統であり、双方は連携強化と友情の促進で両国をこれからも進歩させ、両国の人々に幸福をもたらさなければならない」と述べた。
現地時間27日午前(台湾時間28日早朝)に行われた新大統領就任式には頼副総統のほか、蕭美琴駐米代表(大使)、総統府の李俊俋副秘書長、外交部(日本の外務省に相当)の俞大㵢常務次長(事務次官)、温曜禎駐ホンジュラス大使らが出席した。