呉釗燮外交部長（外務大臣）が8日、中華民国（台湾）と正式な外交関係を結んでいるグアテマラの新たな外務大臣、Mario Búcaro氏と電話で会談、両国の関係と友好的な連携の強化、台湾の国際社会参与などを議題に踏み込んだ意見交換を行った。
呉外交部長はMario Búcaro氏が新たな職務に就いたことを祝うと共に、今後同氏と手を携えて二国間関係の深化に努めていく考えを伝えた。これに対してMario Búcaro外務大臣は、両国は自由民主の普遍的な価値を共有する理念の近い国だと指摘し、これまでの協力計画の成果を評価した上で台湾がグアテマラに提供してきた各種の協力に感謝、両国の外務省間の交流を含め、今後も様々な協力関係を深められることに期待した。
グアテマラは台湾の国際社会参与を強く支持している。これに対して呉外交部長は、「我が国政府と人民を代表して心から感謝する」と述べた。Mario Búcaro外務大臣は、既存の良好な関係を基礎に、これからも国際社会において台湾のために発言し、世界が台湾の貢献とそのあるべき地位を理解するよう働きかけていくと強調した。
Mario Búcaro外務大臣はまた、同国のアレハンドロ・ジャマテイ（Alejandro Giammattei）大統領から蔡英文総統ならびに台湾の人々に向けたあいさつの言葉を伝えると共に、蔡総統と呉外交部長が折を見てグアテマラを訪問するよう要請した。一方呉外交部長もジャマテイ大統領ならびにMario Búcaro外務大臣が訪台し、両国の友情を深めてくれることを心から歓迎すると述べた。