2024/09/20

Taiwan Today

政治

2/10の国内新規感染者は37人、感染経路不明が増える

2022/02/11
中央感染症指揮センターは10日、台湾で新たに37人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。陳時中指揮官は、そのうちすでに隔離対象となっていたのは亜旭電脳公司の11人のみだとして、残る26人の感染に懸念を示した。(中央感染症指揮センター、記者会見動画のスクリーンショット)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は10日、台湾で新たに37人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。海外からの入国者による感染は46人、新型コロナウイルス感染による死者はゼロだった。国内新規感染者は10代から50代までの男性3人、女性22人、12人は調査中。詳細は以下のとおり。
 
【桃園市大園区の亜旭電脳公司/11人】
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は記者会見で、国内新規感染者37人のうち、すでに隔離対象者だったのはわずか11人だったと懸念を示した。この11人はいずれも亜旭電脳公司(桃園市大園区)で発生したクラスターに関連するもの。
 
【新北市樹林区の嘉聯益科技公司/15人】
台湾北部・新北市樹林区にある嘉聯益科技公司(Career Technology)の電子工場で、出稼ぎ外国人労働者1人の新型コロナウイルス感染が確認された。感染経路は不明。これを受けて衛生当局が同工場と、感染者と同じ宿舎に住む労働者を対象にPCR検査を実施したところ計15人の感染が明らかになった。15人のうち1人は台湾人で、残りはすべて外国人労働者だった。この会社は新北市に本社を置くが、桃園市(台湾北部)にも工場を持つことから、衛生当局は桃園市の工場も含めて計450人に対してPCR検査を行っている。
 
【台湾南北にまたがる感染経路不明の親族間クラスター/6人】
新北市、台湾南部の高雄市、屏東県の3県・市をまたぐ感染経路不明の親族間クラスター(症例番号19431、19440、19441、19468、19479、19480)が発生した。最も早くに自覚症状があったのは6日に発症した10代女性(症例番号19441)と見られるが、最初に感染が判明したのは屏東県に住む40代女性(症例番号19431)だった。医療機関を受診して受けたPCR検査で陽性が出たことから、親族を対象にしたPCR検査が行われ、計6人の感染が判明した。老夫婦と5姉妹で構成される家族で、旧正月期間中に高雄で一緒に食事をし、苗栗(台湾北西部)を旅行していた。現時点では長女、三女、四女の各家庭から計6人の感染者が出ている。また、うち2人は新北市、3人は屏東県、1人は高雄市在住。
 
【高雄市、感染経路不明のクラスター/4人】
9日に発表された高雄市の感染経路不明のクラスター(症例番号19380、19381、19382、19401の計4人)に関連して、10日はさらに4人の感染が判明した。新たに感染が判明したのは症例番号19380と一緒に屏東県を訪れていた友人と、友人のガールフレンド、それにそれらの家族各1人。これにより、このクラスターの感染者は計8人となった。
 
【新北市汐止区のドリンクスタンド店員/1人】
台湾南部だけでなく、北部でも感染経路不明の感染者1人が確認された。新北市汐止区のドリンクスタンド店員で、2月3日から自覚症状があり、9日にPCR検査を受けたところ、Ct値21の陽性と判明した。衛生当局が感染経路の確定を急いでいる。
 

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