2024/09/20

Taiwan Today

政治

呉釗燮外交部長、ソマリランド外相と会談

2022/02/11
ソマリランド共和国のエッセ・カイド・モハムード外務・国際協力大臣(写真左)から贈られた同国を型どったガラス工芸作品を手にする呉釗燮外交部長(写真右)。(外交部ニュースサイトより)

中華民国外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)は9日午後、ソマリランド共和国のエッセ・カイド・モハムード(Essa Kayd Mohamoud)外務・国際協力大臣率いる台湾訪問団と会談し、宴席を設けて歓待した。依然として世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される厳しい状況の中、遠方から台湾を訪れた訪問団に対して呉部長は、心からの感謝と歓迎の意を表した。呉部長はまた「エッセ・カイド・モハムード大臣が代表団を率いて台湾を訪問したことは、ソマリランドが自由と民主主義の価値を守ることの証明だ。さらに、台湾とソマリアが権威主義体制の横暴な脅威の影響を受けることなく、民主主義の信念をしっかりと守る共通の立場にあることを示している」と強調した。

今回の台湾訪問は、エッセ・カイド・モハムード外相就任以来初めて。呉部長は、「ソマリランドは2021年に議会選挙が行われ、アフリカの角と呼ばれるアフリカ東部地域における民主主義の輝かしいモデルとなった」と祝福、引き続き双方の協力・友好関係を深めたいとの期待を示した。世界でお互いの境遇を最も理解し合うのは台湾とソマリランドだと指摘した呉部長は、台湾が今後もソマリランドの民主化を支援し、エネルギー、情報通信技術(ICT)、農業、医療などの分野における協力プロジェクト促進に努めるとした。。呉部長はそのほか、両国が経済・貿易や人材育成などの交流をさらに深めていくよう促した。

これに対しエッセ・カイド・モハムード大臣は、「中華民国政府とNGOがコロナ禍においても、ソマリランドに対して様々な支援を継続していることに感謝する。台湾はソマリランドの重要なパートナーで、双方は民主主義、自由、人権という普遍的な価値観を共有している。ソマリランドが台湾との関係を強化・深化していくという決意は、決して外部からの圧力によって揺らぐことはない」と述べた。

 台湾とソマリランドは、2020年に相互に代表機関を設置してから、両者の関係はさらに緊密になり、農業、情報通信技術、公衆衛生に関するプロジェクトを推進してきた。このことは、人々の生活を豊かにする「台湾モデル」の協力精神の表れでもある。

ランキング

新着