2024/09/20

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政治

台北国際動漫節、台湾の漫画家たちが日本の「友情のワクチン」に感謝

2022/02/11
第10回台北国際コミック・アニメフェスティバルが台北世界貿易センター第1展示ホールで始まった。日本に感謝する台湾人漫画家の色紙と、台湾に感謝する日本人漫画家の色紙を展示する「台日友情イラスト展」もスタートした。写真は日本台湾交流協会台北事務所(台湾における日本大使館に相当)の横地晃副代表。(日本台湾交流協会フェイスブックより)
第10回「台北国際動漫節(TICA、台北国際コミック・アニメフェスティバル)」(2/10~2/14)が台北世界貿易センター第1展示ホール(台湾北部・台北市信義区)で始まった。会場内では、日本からのワクチン供与に感謝する台湾人漫画家の色紙などを展示する「台日友情イラスト展」も開かれている。
 
「台日友情イラスト展」は社団法人中華動漫出版同業協進会と、同会の呼びかけに応じた日本台湾交流協会が共催するもの。台湾人漫画家のイラストとサイン入り色紙約100点に加え、昨年台湾各地で開かれて好評だった「日台友情イラスト展」の日本人漫画家のイラストとサイン入り色紙約100点を同時に展示している。
 
10日に行われた開会式では、日本台湾交流協会台北事務所(台湾における日本大使館に相当)の横地晃副代表が、日本の人気アニメ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎が来ている羽織りを彷彿とさせる黒と緑色の市松模様のマフラーと、竈門炭治郎のぬいぐるみを着けて登場。最初から最後まで台湾語で挨拶を行い喝采を浴びた。
 
横地副代表は、「昨年は東日本大震災から10周年の節目の年であり、当時台湾から受けた支援への感謝を伝えるため、それに新型コロナウイルスの感染拡大初期に日本でマスク不足が発生していた折、大量の台湾製サージカルマスクを寄付してもらったことに感謝するため、日本の漫画家に呼び掛けて色紙を寄せてもらった。それを昨年の台北国際コミック・アニメフェスティバルで一挙公開したところ、台湾各地から大きな反響があった」と述べた。
 
横地副代表は続けて、「それに対して今年、台湾人漫画家たちから温かいお返しがあったことは嬉しい驚きだった」とした上で、「これはつまり日本と台湾の関係を示すものだ。お隣さんや友達への愛情や気持ちが絶えず循環しており、善意が循環すればするほど、友情もますます深くなることを示している」と述べた。
        
「台日友情イラスト展」は感染症対策として入場者の総量規制を行い、入場待ちの行列が約80人以下になるよう制御している。入場待ちの状況にはなるものの、展示場内の人数を規制していることから、スペースをゆったり保って鑑賞できるようになっている。
 
台北国際コミック・アニメフェスティバルは2月14日まで開催されている。
 

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