2024/11/10

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2/14は新たに4人が新型コロナウイルスに感染、高雄で感染経路不明3人

2022/02/15
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は14日、台湾で新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。高雄市では感染経路不明の感染者3人が出た。写真は、そのうち1人が働いていた「老江紅茶牛奶」で消毒作業を行う市の職員。(高雄市サイトより)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は14日、台湾で新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。海外からの入国者による感染は50人(空港検疫の27人含む)で、新型コロナウイルス感染による死者はいなかった。
 
国内新規感染者の内訳は20代から50代までの男性2人、女性2人。内訳は以下のとおり。
 
【苗栗県/1人】
そのうち一人(症例番号19731)は、高雄市(台湾南部)の採石場で発生したクラスターの感染者が、旧正月期間中に苗栗県(台湾北西部)の家族(症例番号19622、19643)に感染させ、それがさらに広がったもの。症例番号19731は苗栗県の市場で商売をしており、旧正月後に市場を訪れた症例番号19622、19643と行動範囲が重なっている。しかし、症例番号19731と症例番号19622、19643の間に接触はなかったという。症例番号19731は13日に発症し、市場が実施する簡易検査で感染が明らかになった。同居家族は現在のところ陰性だという。
 
【高雄市/3人】
残る3人の感染者(症例番号19730、19732、19733)はいずれも高雄市在住で、感染経路が明らかになっていない。そのうち症例番号19730は50代女性で、1月16日に中国から帰国。7+7隔離プラン(防疫旅館での隔離7日間、在宅隔離7日間)を利用し、隔離満了前に受けたPCR検査では陰性だった。しかし、隔離満了後の2月13日になって症状が出始め、検査を受けたところ陽性となった。
 
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官によると、症例番号19730は入国から一定期間が過ぎており、防疫旅館内で感染した可能性も低いと見るのが妥当。衛生当局が症例番号19730の配偶者のPCR検査を行ったところ陰性だったが、息子(症例番号19732)は陽性だった。Ct値は14と低く、体内のウイルス量が多いことを示す。一方、症例番号19730のCt値は当初の37.95から、2回目の検査では25と急激に減少したことから、最近感染した可能性が高い。このため衛生当局は現時点で、息子(症例番号19732)が感染源でとなり母親に感染させたと見ている。
 
もう一人は高雄市鳳山区の飲料店の店員(症例番号19733、20代男性)で、体調不良のため医療機関を受診し、PCR検査を受けたところ感染が判明した。Ct値15.5だった。父親がトラックのドライバーで高雄港に出入りしているが、父親のほうは過去3回行ったPCR検査の結果、いずれも陰性だった。また、症例番号19733の感染発覚後に受けたPCR検査でも、やはり陰性だった。衛生当局は、父親が感染源である可能性も完全には否定できないとしながらも、その可能性は低いと見て、感染経路の特定を急いでいる。
 

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