2024/06/30

Taiwan Today

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2/15の国内新規感染者は5人、オミクロン株で初の死者も

2022/02/16
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は15日、台湾で新たに5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。そのうち3人は桃園市(台湾北部)在住者だった。写真は桃園市内の感染状況について説明する鄭文燦市長。(桃園市サイトより)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は15日、台湾で新たに5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。海外からの入国者による感染は40人(うち空港検疫は13人)だった。また、今年1月にオミクロン株の侵入が確認されて以来、初となる死者(1人)が確認された。
 
15日の国内新規感染者の内訳は20代から40代までの男性2人、女性3人。
 
【桃園市大園区の亜旭電脳公司/2人】
そのうち2人はクラスターが発生していた亜旭電脳公司の外国人労働者2人。隔離期間の検査で陽性に転じた。
 
【新北市樹林区の嘉聯益科技公司/2人】
クラスターが発生していた嘉聯益科技公司(Career Technology)の電子工場(台湾北部・新北市樹林区)は15日から操業を再開した。しかし、前日の14日に行った比較的大規模なPCR検査で、さらに1人の感染が確認された。すでに隔離後の自主健康管理期間にあり、2月9日に行った検査では陰性だったが、14日の検査で陽性に転じたもの。その後、夫についても検査を行ったところ陽性が出た。
 
【桃園国際空港で航空警備に当たる警察官/1人】
15日は桃園国際空港で勤務する警察官1人の感染が判明した。感染経路は不明。直近に行った2回のPCR検査と5回の簡易検査ではいずれも陰性だった。12日は当直で空港検疫の場にいた。この日の空港検疫では7人が陽性になったが、その後の再検査で4人が陰性となった。残る3人のCt値も33と高く、ほぼ感染力を持たないレベルだった。この警察官がいた場所は風通しも良く、旅客とは一定の距離を保っていたため、空港検疫で感染した可能性は低いと考えられる。衛生当局は、その一便前の旅客機にCt値21の感染者が搭乗していたことから、感染源と考えられるのはこの乗客1人に絞られると考えている。しかし、この乗客と警察官が直接接触したかどうかは分かっておらず、現在感染経路の特定を急いでいる。
 
【オミクロン株の感染による初の死者/1人】
中央感染症指揮センターはこの日、新型コロナウイルスの感染による死者が1人出たことを明らかにした。80代の台湾人女性(症例番号18138)で基礎疾患があった。オミクロン株に感染したタクシー運転手(症例番号17368)との接触があり、隔離対象となっていたが、医療機関を受診する必要があり、1月10日より衛生当局の手配で隔離入院していた。1月19日、隔離期間満了に伴うPCR検査で陽性となり、引き続き隔離治療を受けていた。治療にはレムデシビルも投与された。その後、2回のPCR検査で陰性となり、今月4日に退院することになっていたが、当日朝に心肺停止の状態で発見された。直接の死因は誤嚥性肺炎、冠状動脈性心疾患とされたが、PCR検査で感染が確認されて16日後の死亡であったことから、専門家の判断により新型コロナウイルス感染による死亡と認定した。
 

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