2024/06/30

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2/16の国内新規感染者は14人、海外からの入国者による感染は53人

2022/02/17
中央感染症指揮センターは16日、台湾で新たに14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、この日は高雄市で発生した3つのクラスターについて、感染経路が重なることが明らかになった。写真は高雄市の石油精製工場、飲料店「老江紅茶牛奶」の店員(症例番号19733)、家庭内クラスター(症例番号19730及び19732の母子)、台南の顧客(症例番号19862)の関連を示す図。(中央感染症指揮センターより)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は16日、台湾で新たに14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、海外からの入国者による感染は53人、新型コロナウイルス感染による死者はゼロだった。
 
16日の国内新規感染者は、5歳未満から50代までの男性7人、女性7人だった。クラスターが発生している高雄港関連で新たに1人の感染が判明したほか、宜蘭県(台湾北東部)の長栄鳳凰酒店(エバーグリーン・リゾートホテル礁溪)で発生したクラスターから派生した諾貝爾幼児園(高雄市)関連で親子2人の感染が判明した。また、高雄市の採石場関連でも新たに2人の感染が確認された。15日に感染が確認された桃園国際空港勤務の警察官に関連して、同居家族1人の感染も確認された。また、13日に感染が発表された新北市在住のデザイナー(症例番号19665)に関連して、さらに4人の感染が確認された。残る4人は、高雄市鳳山区で発生した家庭内クラスター(症例番号19730及び19732の母子)、14日に感染が発表された高雄市鳳山区の飲料店店員(症例番号19733、20代男性)、それに石油精製工場で発生したクラスターと関連するものだった。
 
【一つにつながった感染経路】
16日は高雄市の石油精製工場で3人の新規感染者が出たが、これが14日に高雄市内で確認された感染経路不明の3人、つまり高雄市鳳山区の飲料店「老江紅茶牛奶」の店員(症例番号19733、20代男性)及び鳳山区の家庭内クラスター(症例番号19730及び19732の母子)とつながっていることが判明した。
 
衛生当局が行った調査によると、16日に感染が確認された石油精製工場の従業員3人のうち1人が、かつて高雄市鳳山区の飲料店「老江紅茶牛奶」を訪れ、症例番号19733と接触していたことが判明した。また、石油精製工場の従業員の1人が、症例番号19732と接触があったことも判明した。症例番号19732は感染力を持つ期間に高雄の下請け会社を訪問していたが、そのときに対応したのが社長の息子だった。この社長のもう一人の息子が石油精製工場で働いていたことから、石油精製工場との接点が明らかになった。症例番号19732は感染力を持つ期間に台南の顧客(症例番号19862)も訪問しており、16日はその顧客の感染も明らかになった。
 
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は、まずは「老江紅茶牛奶」の店員が感染し、そこから石油精製工場の従業員に感染が拡大したと見ている。
 

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