2024/07/01

Taiwan Today

政治

ポンペオ前米国務長官夫妻が3月に訪台、外交部は「心から歓迎」

2022/02/22
ポンペオ前米国務長官が3月2日から5日まで台湾を訪問する。中華民国外交部は、米二大政党の台湾に対する支持や台湾と米国との全方位的パートナーシップを示すと歓迎している。(外交部)
米国のトランプ前政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏が3月2日から5日まで夫人と共に台湾を訪問する。訪問期間中には蔡英文総統を表敬訪問するほか、頼清徳副総統の開く歓迎パーティーに出席する。また、游錫堃立法院長(国会議長)、呉釗燮外交部長(外務大臣)とも面会し、呉外交部長による歓迎パーティーに出席する。ポンペオ氏はさらに両岸交流遠景基金会の要請に応じて3月4日には講演活動に参加、台湾の政治、商業、学術など各界の人々と交流し、台湾と米国の緊密な友好関係を強化する。中華民国外交部(日本の外務省に相当)はポンペオ前米国務長官夫妻の訪台を心から歓迎するとしている。
 
外交部はポンペオ氏について、「台湾にとっての長く揺るぎない友人」であり、国務長官の任期中に台米関係を推進した功績は著しいと称えている。外交部によれば、トランプ前政権による台湾への武器売却を度々実現させたこと、米国の「台湾への六つの保証」に関する文書(機密解除された電報通信文)を公開したこと、台湾の安全保障に関する米国の約束をさらに強化したこと、台米の政府関係者の交流に設けられていた時代に即さない制限の撤廃を宣言したことなどがその具体的な例。また、ポンペオ氏の任期中に台湾と米国は新たなメカニズムを多数立ち上げることに成功した。例えば、「台湾と米国がインド太平洋地域の民主的統治について話し合う会議(U.S.-Taiwan Consultations on Democratic Governance in the Indo-Pacific region)」、「台米経済繁栄パートナーシップ対話(Economic Prosperity Partnership Dialogue, EPPD)」、「台米教育イニシアチブ(Taiwan-U.S. Education Initiative)」、そして「台米科学及び技術協力協定」の締結などで、これらは台湾と米国の各分野における世界的なパートナーシップをいっそう深めている。ポンペオ氏は退任後も度々公の場で台湾のために発言し、台湾の自由と民主を強力に支持する立場を示している。ポンペオ氏のこうした支持と長期にわたる友情に対し、外交部はこれを極めて貴重なことととらえると共に心から感謝するとしている。
 
ポンペオ氏の政治キャリアは大変豊富で、2018年4月から2021年1月まで米国務長官を務めたほか、米中央情報局の長官や下院議員などの要職を歴任した。外交部は、ポンペオ氏の訪台は米国の二大政党による台湾への一致した「岩のように堅固」な支持、ならびに台米の緊密で友好的な全方位的パートナーシップを十分に示すものだと歓迎している。
 
 

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