2024/06/30

Taiwan Today

政治

蔡英文総統、「重症者ゼロ、軽症者の有効管理・制御」目指す

2022/04/07
蔡英文総統は6日、自身のフェイスブックを通して、台湾の新たな防疫戦略「新台湾モデル」を明らかにした。感染者ゼロではなく、重症者をなくすことを目指す。(蔡英文総統フェイスブックより)
蔡英文総統は6日、新型コロナウイルスの主流であるオミクロン株の感染者のほとんどが軽症で、さらには無症状者が中心に感染を拡大させていることを踏まえ、被害を最小限にとどめる「減災」を目標にするという、台湾の新たな防疫戦略を打ち出した。蔡総統によると、これは感染者ゼロを目指すのでも、あらゆる感染症対策を放棄する「ウイルスとの共存」を目指すものとも違い、感染症を効果的に制御するというもの。
 
蔡総統によると、現段階での目標は「重症者ゼロ、軽症者の有効管理と制御」。つまり、積極的な感染症対策と、安定した規制緩和という「新台湾モデル」を通して、台湾の経済発展と正常な生活の維持を目指すという。
 
蔡総統はこの「新台湾モデル」の方針を、自身のフェイスブックを通して明らかにした。蔡総統によると、「清明節」を含む四連休明けの最初の出勤日となった6日、頼清徳副総統、感染症の専門家でもある陳建仁前副総統、行政院の蘇貞昌院長(=首相)、中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)の陳時中指揮官、国立台湾大学の張上淳副校長(=副学長)、疾病管制署(=台湾CDC)の周志浩署長、桃園国際空港が位置する桃園市(台湾北部)の鄭文燦市長、高雄国際空港が位置する高雄市(台湾南部)の陳其邁市長らを集め、今後の防疫戦略について話し合ったところ一定のコンセンサスを得たという。
 

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