言論・報道の自由を守るために活動するジャーナリストによって組織されたNGO「国境なき記者団」は3日、180か国・地域を対象とした「2022年報道自由度ランキング」を発表、台湾は前年から5ランク上昇して38位となり、韓国(43位)や日本(71位)を上回った。
同ランキングでは順位のほか、自由度を5段階に分類している。そのうち最も低い「非常に悪い」とされたのは、低ランク順に、最下位の北朝鮮、エリトリア(179位)、イラン(178位)、ミャンマー(176位)、中国大陸(175位)など28か国だった。
尚、報道規制を強めているロシアは155位、その同盟国ベラルーシは153位となった。
一方、香港は前年の68位から148位と、大幅に順位を下げた。香港と世界各国との交流を断絶・規制するような法改正を進める中国当局の統制強化を反映した結果となった。
今年もトップ3は北欧のノルウェー、デンマーク、スウェーデンだった。例年、ランキング上位を占める北欧諸国は、報道・表現の自由が保障された民主主義の模範となっている。