米国のバイデン大統領は21日、韓国の首都ソウルでユン・ソンニョル（尹錫悦）大統領と首脳会談を行った。また、会談後に発表した共同声明で、台湾海峡の平和の重要性について改めて言及した。これに関する外交部（日本の外務省に相当）の見解は以下のとおりである。
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バイデン大統領とユン・ソンニョル大統領は21日、ソウルで首脳会談を行った。会談後に発表した共同声明で、「台湾海峡の平和と安定を維持する重要性」を改めて表明し、「台湾海峡の平和と安定は、インド太平洋地域の安全と繁栄を維持するための基本要素」であると述べた。米国と韓国は昨年5月の首脳会談、昨年12月の国防相会談、今年2月の日米韓外相会談、そして今回と、続けざまに台湾海峡の平和と安定の重要性に言及したことになる。外交部はこれを歓迎するとともに、米国及び韓国政府が一貫して台湾海峡の平和と安定を重視していることに感謝する。
台湾は東アジアの第一列島線に位置し、この地域の安全保障上、一貫して重要な役割を果たしてきた。今回、バイデン政権が米国の台湾に対する力強いサポートを示したこと、そして韓国のユン・ソンニョル政権が台湾海峡を重視する姿勢を示したことは、台湾海峡の平和と安定の維持が、民主国家にとってすでに一致した見解となっていることを示すものである。
台湾は、インド太平洋地域における責任ある民主陣営の一員として、権威主義国家が公然と国際秩序を乱そうとするこの重要なこのとき、米国及びその他の近い理念を持つ国々と緊密に連携し、一丸となって権威体制の圧力に立ち向かい、そして台湾海峡及びインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を維持していきたいと願っている。