2024/11/23

Taiwan Today

外交

アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問、外交部長が空港で歓迎

2022/08/03
アメリカのナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長(右)が2日夜、専用機で松山空港(台湾北部・台北市)に到着した。写真左は空港で一行を出迎えた外交部の呉釗燮部長(=外相)。(外交部)
アメリカのナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長が2日夜、専用機で松山空港(台湾北部・台北市)に到着した。台湾を訪れたのはペロシ下院議長のほか、下院外交委員会委員長のグレゴリー・ミークス(Gregory Meeks)議員、下院退役軍人委員会委員長のマーク・タカノ(Mark Takano)議員、下院歳入委員会副委員長のスーザン・デルベネ(Suzan DelBene)議員、ラジャ・クリシュナムルティ(Raja Krishnamoorthi)議員、アンディ・キム(Andy Kim)議員。外交部の呉釗燮部長(=外相)が政府を代表して松山空港まで出向き、一行を出迎えて歓迎の意を示した。一行は3日まで滞在する。
 
ペロシ下院議長は2007年から2011年までと、2019年から現在までの2回にわたって下院議長を務めている。米国史上初めて、そして現在に至るまで唯一の女性の下院議長だ。たびたび議長の身分で台湾支持を公言してきた。また、ミークス議員、タカノ議員、デルベネ議員、クリシュナムルティ議員、キム議員はいずれも米下院の親台湾派議員連盟「台湾連線(Congressional Taiwan Caucus)」のメンバーで、これまで何度も台湾に友好的な議案、連名書簡、各種イニシアチブの署名や採択に加わってきた。
 
アメリカの下院議長が台湾を訪問するのは、1997年4月のニュート・ギングリッチ下院議長(当時)以来、25年ぶりとなる。また、ペロシ下院議長にとっては22年ぶりの台湾訪問だ。訪問団のメンバーは外交委員会、退役軍人委員会、歳入委員会など重要な委員会のトップで構成されており、米連邦議会の台米関係への重視を見て取ることができる。
 
米連邦議会は今年に入ってから、外遊計画を徐々に再開している。こうした中でペロシ下院議長を団長とする一行のアジア歴訪に台湾を加えたことは、米連邦議会の台湾に対する重視を示すと共に、米国の台湾に対する「盤石な支持」を改めて示すこととなった。外交部は、「ペロシ下院議長及びアメリカの主要議員の今回の訪台が、台米の連携と友好関係をさらに強化し、各方面のグローバルな協力をより深化させることにつながるだろう」と期待を寄せている。
 

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