2024/11/22

Taiwan Today

外交

米下院軍事委員会ステファニー・マーフィー議員が率いる8人の議員団、台湾を訪問

2022/09/08
アメリカ下院の議員団が7日、台湾を訪問した。写真は左からカイ・カヘレ議員、アンディ・バー議員、クラウディア・テニー議員、ダレル・アイサ議員、外交部の田中光政務次長(=副大臣)、ステファニー・マーフィー議員、スコット・フランクリン議員、ジョー・ウィルソン議員、カット・キャマック議員。(外交部)
アメリカ下院軍事委員会のメンバーであるステファニー・マーフィー議員が率いる8人の議員団が7日、台湾を訪問した。9日まで滞在する。構成員はステファニー・マーフィー議員のほか、スコット・フランクリン議員、カイ・カヘレ議員、ジョー・ウィルソン議員、アンディ・バー議員、ダレル・アイサ議員、クラウディア・テニー議員、カット・キャマック議員。いずれも下院議員。中華民国(台湾)外交部の田中光政務次長(=副大臣)が台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)へ赴き、中華民国政府を代表して一行を歓迎した。
 
この訪問団は、アメリカの第117議会が始まって以来、最大規模の下院訪問団となる。一行は台湾滞在期間中、蔡英文総統を表敬訪問するほか、国家安全会議の顧立雄秘書長と会談する。また、外交部の呉釗燮部長(=外相)が主催する食事会に参加し、台米関係や地域の安全保障、経済・貿易などの問題について踏み込んだ意見交換を行う。
 
マーフィー議員は台湾海峡を取り巻く安全保障に高い関心を寄せており、今年7月には台湾に対して防衛のための武器貸与を許可するよう米政府に求める法案「Taiwan Democracy Defense Lend-Lease Act」を与野党議員と共に提出した。また、2023会計年度(2022年10月-2023年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法案(NDAA)の審議においては、台湾に有利になるような修正を求めた。今回の訪問団は、民主党、共和党の両党議員が含まれるほか、それぞれ「軍事」、「外交」、「歳出」など重要な委員会に所属している。いずれも台湾に友好的な議員で、国会では台米関係の向上、台湾を取り巻く安全保障の強化、台湾との経済・貿易協力の増進、米国最初の新型コロナウイルスワクチンの供与先に台湾を加えること、WHO(世界保健機関)を含む国際組織への台湾の参加を求める議案や連名書簡などを提出してきた。このことからも、今回台湾を訪れた議員団がどれだけ積極的に台湾を支持してきたかがうかがい知れる。
 
今年に入ってからアメリカの議員団が台湾を訪れるのは7回目、計28人となる。内訳は上院議員が9人、下院議員が19人。民主党が14人、共和党が14人。中国の無責任な軍事的挑発によって地域の緊張が高まる中、アメリカ連邦議会が再度大型の議員団を派遣することは、与野党問わず台湾を強く支持する姿勢を示すものである。
 

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