台湾の対中国政策を担う中央省庁、大陸委員会の梁文傑副主任委員(=副大臣)は今月20日午前9時より、香港及びマカオ住民の台湾訪問申請の受付を再開すると発表した。新型コロナウイルス対策として、これまで香港・マカオ住民については団体旅行のみ台湾観光を認めていた。今回の措置で香港・マカオ住民の個人旅行が解禁されることになる。なお、中国大陸の住民については引き続き解禁の対象外となる。大陸委員会の説明は以下のとおり。
一、香港・マカオ住民に対する「臨時停留許可」のオンライン申請受付を再開する。
二、条件に合致する場合はオンラインで「臨時停留許可」を申請するか、あるいは内政部移民署の公式サイトにある申請システム「境外人士線上申弁系統」で「入出境証」を申請する。
三、新型コロナウイルスの感染拡大以降、香港・マカオ住民に対して実施していた水際対策は20日をもって取り消す。また、昨年11月7日より団体旅行に限って台湾観光を認めるとしていた措置も取り消す。