2024/05/20

Taiwan Today

外交

蔡総統が「ラテンアメリカ・カリブ海女性エンパワーメントフォーラム」開幕式に出席

2023/02/16
蔡英文総統(中央)が15日午前、「ラテンアメリカ及びカリブ海地域女性エンパワーメント国際フォーラム」の開幕式に出席し、各国から関係者が多数参加してくれることに感謝した。右から1人目はセントビンセント及びグレナディーン諸島のケイサル・ピーターズ外務・貿易・地域統合・海外居住者大臣、同4人目と5人目はパラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領夫妻。(総統府サイトより)
蔡英文総統が15日午前、「ラテンアメリカ及びカリブ海地域女性エンパワーメント国際フォーラム(2023 Empower Women! Empower LAC! Forum)」の開幕セレモニーに出席し、台湾が初めて開く同フォーラムにラテンアメリカ及びカリブ海地域から関係者が多数参加してくれることに感謝した。
 
蔡総統はあいさつの中で、女性の権益に関心を寄せる各国のゲストたちと共にセレモニーに出席できることには格別の意義があるとし、ジェンダー平等に関する台湾の努力をゲストたちとシェアできるよう希望した。蔡総統は、台湾はジェンダー平等の「真の実現」に向けてずっと力を尽くしてきたとし、多くの努力と挑戦を経て2019年に同性婚を合法化したアジア最初の国になったことを特に取り上げて強調した。
 
蔡総統はまた、政治の面でも台湾の女性議員が国会議員(台湾では「立法委員」)全体の4割を超え、アジアトップであることを説明、経済面でも昨年の統計で中小企業の経営者に女性が占める割合が37%以上であることを指摘した。蔡総統はこれらの状況を踏まえ、「女性は多くの異なる分野で台湾社会を支える重要な柱になっている」と述べた。
 
蔡総統は、台湾は国際社会の責任あるメンバーとして、理念の近い国や国際組織と積極的に連携し、全世界のジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進していると指摘。その例として、「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」の下で国交樹立国(中華民国と正式な外交関係を結ぶ国)ならびに多くの国々と共同で、ジェンダーに関する様々な課題について分野を跨いだセミナーを開いてきたことを挙げた。
 
また蔡総統は、「台湾は国交樹立国と手を取り合って女性の就業スキル向上に協力している。同時に企業に必要なコンサルティングやリソースも提供し、より多くの女性が起業という夢をかなえらえるようサポートしている」と台湾の取り組みを紹介、これらのプロジェクトは女性の経済的な自立を助け、働く条件の改善はより大きなやりがい、自信、勇気へとつながっており、女性の人生により多くの変化をもたらしているとその成果を強調した。
 
蔡総統は今回のフォーラムに参加するラテンアメリカならびにカリブ海地域の国交樹立国について、「いずれも台湾と協力した経験を多く持っており、数々のプロジェクトに共同で取り組み、重要な成果を積み重ねてきた」と評価。今回のフォーラムでこれらの経験を共有し、現在の世界経済の情勢の下でいかにしてより多くの国際協力をスタートさせ、女性の経済的エンパワーメントを推進し、全世界のポスト・コロナ時代における経済立て直しを促進するかを共同で考え、模索出来ることに期待した。
 
この日の開幕セレモニーには、パラグアイ共和国のマリオ・アブド・ベニテス大統領夫妻、ベリーズの首相夫人で「家族と子どもの発展担当特使」でもあるロッサーナ・ブリセーニョ女史、セントビンセント及びグレナディーン諸島のケイサル・ピーターズ外務・貿易・地域統合・海外居住者大臣、中華民国(台湾)の呉釗燮外交部長(=外務大臣)、数位発展部(デジタル発展省)のオードリー・タン(唐鳳)部長(=大臣)、ならびに各国の駐台使節の代表らが出席した。
 
 

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