行政院は25日、2024年(中華民国113年)の「政府行政機関弁公日暦表(カレンダー)」を閣議決定した。官公庁の出勤日及び休日を定めたものだが、民間企業もこれに基づくのが一般的だ。これによると、2024年の休日は計115日。そのうち3日以上の連休(土日を含む)は4回で、内訳は開国記念日(1月1日)を含む3連休(2023年12月30日~2024年1月1日)、旧正月の7連休(2024年2月8日~14日)、児童節及び民族掃墓節を含む4連休(4月4日~7日)、端午節を含む3連休(6月8日~10日)となる。
2023年に比べて、2024年は3日以上の連休が大きく減少する。行政院人事行政総処によると、これは「振替出勤日」の原則を変更したのが原因。
2023年は「振替出勤日(飛び石連休を避けるため、前後いずれかの週の土曜日を出勤日とする措置)」が計6回と、例年より多くなっている。これには賛否両論があったため、関連機関が各方面の意見を取りまとめた結果、「政府機関調整上班日期処理要点」の第4点と第5点の規定を修正し、「振替出勤日」を設定できる範囲を大幅縮小することが決まった。その結果、2024年以降は「旧暦大晦日の前日」と「児童節及び民族掃墓節」のみ「振替出勤日」を設定できるようになった。また、「振替出勤日」の設定日についても、現行の「前の週の土曜日」から、「当該週または翌週の土曜日」へと変更された。
こうした原則に基づき、2024年は旧暦大晦日の前日に当たる2月8日(木)を休日とし、その代わりに翌週の土曜である2月17日を「振替出勤日」と設定することに。旧正月休みは原則として旧暦大晦日(2月9日)と、旧暦元日(2月10日)から旧暦1月3日(2月12日)までの三が日となるが、その中に土日が含まれていることから、2月13日(火)と14日(水)を振替休日とする。また、「児童節及び民族掃墓節」については調整しないことにした。
このため、2024年の「振替出勤日」は2月17日の1回だけとなる。