交通部観光署(日本の観光庁に相当)は2日、桃園国際空港から入国したタイのApasiri Khumpibalさんを、今年延べ500万人目の訪台外国人旅客に認定した。今年の延べ400万人目の訪台外国人旅客は9月13日に誕生したばかり。それからわずか49日後の500万人目突破となり、それ以前のペースより早くなっている。観光署はインバウンド事業への助成をさらに強化し、訪台外国人旅客の誘致に全力を挙げる。
今年500万人目の訪台外国人旅客を歓迎するため、2日は交通部観光署の周永暉署長が自ら空港へ駆けつけた。周署長は、500万人目に認定されたApasiri Khumpibalさんに、観光署のマスコット「喔熊(オーベア)」の記念グッズのほか、「台湾高速鉄道・台湾鉄道のW乗車券」、「桃園メトロ空港線+台北メトロ3Dayパス」、「台湾好行(観光シャトルバス)」の乗車券、台湾のホテル宿泊券などをプレゼントし、ぜひ近いうちにまた友達を連れて台湾へ遊びに来て欲しいと伝えた。
Apasiri Khumpibalさんは今回が3回目の台湾。滞在予定期間は5日間で、台北市のほか、台中市のレインボービレッジ(彩虹眷村)などの観光名所を巡るつもりだという。「台湾の美味しい食べ物を食べたり、美しい景色が見られるのを楽しみにしている。この機会に台湾旅行の多様な魅力をたっぷり味わいたい」とコメントした。Apasiri Khumpibalさんはその後、5000台湾元(約23,000日本円)分の電子マネーが当たる抽選に挑戦し、見事電子マネーをゲットした。
周永暉署長は、「今年の目標は、コロナ前(2019年)の50%に相当する延べ600万人の外国人旅客を台湾に呼び込むことだ。1~10月までの統計を見ると、主要なターゲット市場からの旅客は軒並みコロナ前の半分の水準に回復している。とりわけ新南向政策の対象国(ASEAN諸国、南アジア、オーストラリア、ニュージーランドの合計18か国)からの観光客の回復が顕著で、ベトナム、タイ、シンガポールからの観光客はすでにコロナ前の9割以上に回復している」と述べた上で、インバウンド事業へのさらなるてこ入れとして、個人旅行で台湾を訪れる外国人旅客を対象に現在実施している5000台湾元分の電子マネーが当たる抽選(「遊・台湾で金運も開運も狙っちゃおう!~Taiwan the Lucky Land」)にさらに3億台湾元(約14億日本円)の予算を投入し、個人旅行客の誘致に力を入れることを明らかにした。
交通部観光署が実施する「遊・台湾で金運も開運も狙っちゃおう!~Taiwan the Lucky Land」キャンペーンの公式サイトはこちら
https://5000.taiwan.net.tw/index_jp.html