2024/06/26

Taiwan Today

外交

ノルウェー自由党の党首らが訪台、権威主義への対抗と民主防衛の決意伝える

2023/11/21
ノルウェー国会外務・防衛委員会の第二副委員長で自由党の党首でもあるGuri Melby氏らが20日から台湾を訪問している。外交部は同日、プレスリリースで一行を歓迎した。写真は空港に到着した一行。右から2人目がMelby氏。(外交部)
ノルウェー国会外務・防衛委員会の第二副委員長で自由党の党首でもあるGuri Melby氏らが20日から台湾を訪問している。外交部は同日、一行を歓迎するプレスリリースを発表した。以下、その内容要約。
 
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ノルウェーの国会(スト―ティング)外務・防衛委員会の第二副委員長で自由党の党首でもあるGuri Melby氏が20日から25日まで、自由党の幹部らと共に台湾を訪問する。外交部は一行を心から歓迎する。一行はMelby氏のほか、自由党のFredrik Castens幹事長、同党で外交問題の上級顧問を務めるMalin Eidsvåg Østevik氏、ノルウェーの首都オスロ市の自由党顧問、Solveig Hillestad氏。
 
一行は滞在期間中、蔡英文総統と会談するほか、外交部の田中光政務次長(=副大臣)の設宴による歓待を受ける。また、国家人権委員会の陳菊主任委員、立法院(国会)の議員連盟「台湾と北欧4カ国(デンマーク・フィンランド・ノルウェー・スウェーデン)の国会聯誼会」の会長、林楚茵立法委員(=国会議員)及び環境部(日本の環境省に相当)の薛富盛部長(=大臣)らを表敬訪問する。
 
Melby氏はまた、「ロシアによるウクライナ侵攻後の権威主義政権が民主主義にもたらす脅威-台湾はいかにして平和と繁栄のパートナーになったか」と題して淡江大学(台湾北部・新北市など)で講演する。
 
Melby氏は過去にノルウェーの教育研究大臣を経験しているほか、長年人権問題に取り組んでいる。2019年に香港で「逃亡犯条例」の改正に対する抗議から民主化運動が起きた際には自ら香港に乗り込んで状況を把握、ノルウェーに戻ると香港の全ての人々を2020年のノーベル平和賞候補に推薦した。また、同氏は台湾がWHO総会(世界保健総会 WHA)などの国際組織に参与することを支持し続けており、国会でもノルウェー政府に対し、具体的な行動で台湾を支持し、台湾に対する中国の脅威を正視するよう要求した。
 
台湾とノルウェーは民主、自由、人権の価値を共有しており、Melby氏の訪台は台湾とノルウェー双方の友情と交流をいっそう深化させるものである。外交部はこれからもノルウェーをはじめとする理念の近い国々と手を取り合って協力し、双方の実質的な関係を深め、ルールに基づく国際秩序を共同で守っていく。
 
 

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