2024/06/26

Taiwan Today

政治

観光署×台鉄、嘉義・屏東間でラッピング電車「シラヤ号」を運行

2024/01/23
国営台湾鉄路公司と交通部観光署(日本の観光庁に相当)は23日から4月30日までの間、嘉義・屏東間にラッピング電車「西拉雅号(=シラヤ号)」(EMU800型電車を利用)を投入する。(交通部観光署)
今年1月1日をもって国営会社化したばかりの国営台湾鉄路公司が22日、交通部観光署(日本の観光庁に相当)と協力し、嘉義・屏東間にラッピング電車「西拉雅号(=シラヤ号)」(EMU800型電車を利用)を投入すると発表した。国営台湾鉄路公司の杜微董事長や観光署の周永暉署長などが樹林駅(新北市)でお披露目記者会見を行った。23日から4月30日までの期間、不定期運行する。この区間の沿線からは、複数の風景区にアクセスできることから、観光署は春節(旧正月)休みの外出や大型イベントに足を運ぶ際などにこのラッピング電車を利用して欲しいと呼びかけている。
 
このラッピング電車のデザインを担当したのは、「台南400」のメインビジュアルのデザインを手がけた台南市出身のデザイナー、AKIBO(本名は李明道)さんだ。寒い冬に春の温もりをもたらす毛糸のセーターをイメージした。車両の内外に「I LOVE TAIWAN」や「SIRAYA」の文字や、笑顔、ハート、光の輝きなど、温もりや愛情を象徴する絵柄を見つけることができる。また、西拉雅、雲嘉南、茂林、阿里山、澎湖、大鵬湾など台湾南部の6つの国家風景区内の特色ある景観などもデザインされている。台南で開催される台湾ランタンフェスティバル(交通部観光署主催)を楽しんだついでに、台湾南部の国家風景区まで足を延ばして欲しいとの願いが込められている。
 
台鉄公司はまた、1月23日から2月29日までの期間、「シラヤ鉄道弁当」を1個120台湾元(約566日本円)で販売する。在来線の台南駅、高雄駅、新左営駅の台鉄弁当店と台湾高速鉄道の台南駅、左営駅の高鉄台鉄弁当店で取り扱う。アメリカ南部ニューオリンズの定番料理ケイジャンを主菜とした弁当で、副菜には台南、嘉義、高雄など各地の食材が取り入れられている。2月16日からはこれに加えて、フタに「I love Taiwan」と書かれたステンレス弁当容器入りの弁当を1個399台湾元(約1,885日本円)で販売する。ラッピング電車のデザインをベースにした特製の箱入りとなる。
 

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