2024/09/16

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桃園国際空港などでの新型コロナウイルス簡易検査キット配布、3月31日まで延長

2024/02/16
衛生福利部疾病管制署(台湾CDC)は、桃園国際空港を含む空港・港湾での新型コロナウイルス簡易検査キットの配布について、3月31日まで延長すると発表した。近隣諸国で新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあるため。写真は旧正月の華やかな装飾を施した桃園国際空港。(中央社)
衛生福利部疾病管制署(台湾CDC)は、中国で流行している呼吸器感染症の侵入を防ぐために昨年11月26日から各空港で実施してきた定点モニタリング検査について、2月16日をもって終了すると発表した。一方、桃園国際空港を含む空港・港湾での新型コロナウイルス簡易検査キットの配布については3月31日まで延長する。
 
疾病管制署は、中国の北部や南部で呼吸器感染症がまん延していることを踏まえ、昨年11月26日より台湾の4つの国際空港(台北松山、桃園、台中、高雄)で、中国、香港、マカオからの入国者について、呼吸器疾患の自覚症状がある場合、空港の検疫官に申し出れば鼻咽頭ぬぐい液を検体とする検査を受けることができる措置を実施してきた。しかし、中国の衛生当局の発表によると、中国では今年1月をピークに、呼吸器感染症の患者が4週連続で減少している。このため疾病管制署は、段階的な任務は終了したと見なし、2月16日をもってこの措置を終了することを決めた。
 
なお、2月13日までの時点で586人が空港で検査を受けた。検出されたウイルスは、インフルエンザウイルス(64%)と新型コロナウイルス(18%)が中心で、新興のウイルスや異常な病原体は検出されていない。
 
中国では新型コロナウイルスの感染者が減っているものの、アジア太平洋地域や東南アジア地域では最近も新型コロナウイルスの陽性率が高止まりしており、日本などの近隣国家でも感染者が増加傾向にある。このため台湾では1月3日から桃園国際空港で、17日はこれに加えて高雄国際空港、金門小三通(金門と中国を結ぶ船便)で使用する港湾、2月1日からは馬祖小三通(馬祖と中国を結ぶ船便)で使用する港湾で、(出)入国する旅客が新型コロナウイルスの簡易検査キットを自由に受け取れるようにしている。この措置については当初2月下旬までとしていたが、3月31日まで延期することを決めた。なお、2月14日までに簡易検査キットを受け取った旅客は延べ114万人に達している。
 

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