「薬事規制当局国際連携組織（International Coalition of Medicines Regulatory Authorities, ICMRA）」がこのほど、中華民国（台湾）の衛生福利部食品薬物管理署（台湾FDA）から出されていた加入申請に対し、準会員（Associate Member）としての加入を認める決議を行った。外交部（日本の外務省に相当）は21日、プレスリリースを発表して「心からの歓迎と感謝の意」を表明した。
衛生福利部食品薬物管理署がICMRA加入に成功したことついて外交部は、「台湾の薬物に関する法規環境が世界に認められたことを示しているほか、『専門性、実務的、貢献』を原則として国際参与を目指してきた政府の取り組みが正しいことを再度証明したものだ」と説明、今後食品薬物管理署と協力してICMRAへの参与を深め、台湾における関連の法規と実践をいっそう国際基準に合致するものにしていく方針を示している。
ICMRAは2013年に各国の薬事規制当局によって設立された政府間国際組織で、当局間の意思疎通と交流、情報の共有、緊急の公衆衛生問題への対処能力向上、法律や規制に関する科学的課題の解決を目的とする。現在は24会員と台湾の食品薬物管理署を含む15の準会員によって構成されている。