2024/09/29

Taiwan Today

外交

蔡総統、日本の自民党青年局長らによる表敬訪問受ける

2024/05/01
蔡英文総統(右)が4月30日、日本の自由民主党で青年局長を務める鈴木貴子衆議院議員(左)らによる表敬訪問を受け、花蓮県の地震被災地への支援などに感謝した。(総統府サイトより)
蔡英文総統が4月30日午前総統府で、日本の自由民主党で青年局長を務める鈴木貴子衆議院議員らによる表敬訪問を受けた。鈴木議員は自民党を代表して4月に台湾東部・花蓮県で起きた地震被害のための義援金目録を蔡総統に手渡し、台湾を思いやり、支えようとする気持ちを示した。一行は鈴木議員以下、参議院議員の藤井一博氏、友納理緒氏、衆議院議員の金子俊平氏、山本左近氏、日本青年会議所(JC)「日台友好の会」の麻生将豊会頭ら。
 
蔡総統は、鈴木氏が自民党青年局長就任後、初めて代表団と共に訪台したことについて、「行動を以って台湾への支持を示した。大変うれしく思う」と述べると共に、鈴木氏が自民党青年局にとって2人目の女性局長であることは女性の政治参加に積極的な意義を有しており、自分と鈴木氏はこの点で多くの経験や考えを分かち合えるはずだと語った。
 
蔡総統は、4月はじめに台湾で地震が起きると、日本の岸田首相はすぐさま台湾にエールを送ったほか、日本政府は被災地再建のための義援金を提供、さらに自民党も被災地のための募金活動を発起したと指摘。また、最近旅行で日本を訪れた台湾の人たちはみな花蓮に対する援助の募金箱を目にし、日本が官民問わず台湾を思いやっていることを感じることになったと説明した。そして、募金額はすでに1億台湾元(約4.7億日本円)を超え、増え続けているとして、「自民党及び日本の各界の人々の台湾に対する心からの友情に感謝する」と述べた。
 
このほか蔡総統は、4月に行われた日米首脳会談、日米比首脳会談、G7(主要7カ国)外相会合で日本とその他の国々は共に声明を出し、台湾海峡の平和の国際社会に対する重要性を重ねて表明したとした上で、台湾は今後も日本及び全世界の民主主義の仲間たちと共に地域の平和と繁栄を守っていくと言明した。
 
蔡総統は、地域の平和と安定、そして台日の友好的な関係のいずれも世代ごとの努力を必要としているとして、青年たちの参与はこれまで積み重ねた成果の継承を可能にするのみならず、そこに創意と活力をもたらすことになると期待した。
 
鈴木貴子氏はあいさつの中で、蔡総統が台日関係の促進に力を尽くしていることに感謝すると共に、新型コロナウイルスや数々の自然災害が起きた過去8年は歴代の総統が経験しなかった厳しい時代だったのではないかと指摘、しかしその間に台湾が行った多くの措置は各国の注目を集め、蔡総統が発揮した指導力も世界の注目を浴びることになったと称えた。
 
鈴木氏は、いかなる言論による威嚇も武力による威圧も国際社会がこれを許すことはないと強調、自民党青年局は今後も台日間の非常に強固な友好関係を継承するほか、若者世代の政治家としての責任を果たしていくと述べ、台日関係をさらなる高みへと押し上げるため全力を尽くすことを蔡総統に約束した。
 
 

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